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冤罪事件一般: 亀山継夫 最高裁元裁判長のインタビュー その1

テレビ朝日のニュースステーションで、足利事件の最高裁上告棄却決定が出された際の裁判長・亀山継夫氏のインタビューを見ました。見た瞬間、そのあまりのレベルの低さに笑うしかない状況だったのですが、よく考えるとこのインタビューには現代日本における司法の問題点、特に、以前も問題にした「なぜ冤罪は生み出されるのか」がかなりわかりやすく現れていると思います。なので、予定を変更してこれからしばらくこの問題について論じてみたいと思います。下山事件関係の続きは少々お待ちください。

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下山事件: 李中煥供述調書 その1 幻のGHQ極秘文書を発掘!

Ichunhuang-1供述調書(アメリカ公文書館蔵)

Ichunhuang-2供述調書に添付されていた検察庁による調書

先日米国に出張した際に、CIAの友人から上のような極秘文書を入手しました。私(本ブログ管理人)は以前某大手総合商社に勤めていたことがあり、この友人とは仕事関係で知り合ったのですが、意気投合して商社をやめてからも友人としていろいろと国際情勢について意見を交換しています。おかげで月に国際電話代だけで数百万円かかってしまいます。

話を戻すと、この李中煥供述は1979年7月6日付サンケイ新聞の記事のネタ元であり、『夢追い人よ』や『葬られた夏』などでも取り上げられていますが、原本のコピーについては長い間行方不明になっていました。くだんのCIAの友人によれば、「とある関係筋から入手した」とのことです。
ご覧いただけるとおり、「SECRET」の文字の下に、GHQ・連合軍最高司令官の関係文書であることが明記されています。また、宛先はホイットニー准将(GHQ民政局長)になっています。

検察庁の用箋に肉筆で書かれた調書は、本日掲載した部分に、下山総裁を車で誘拐し、ソ連大使館で血を抜いて殺害した様が語られています。
検察庁は多少の裏取りだけでこの供述を虚偽のものとして捨ててしまったようですが、やはりこれだけ生々しい供述ができるということは、下山総裁殺害に何らかの形でこの李中煥が関わっていたのは間違いないのではないでしょうか。そのあたりの偽装工作の高度さから言っても、相当高度な謀略機関が関与しているのは間違いないと考えられます。

相変わらず体調不良につき長文を書くことがままならないので、考察についてはまた改めて。

ここ最近、体調はすぐ
れないのですが、家にじっとしてるの
はよくないと思って、時々
釣りに出かけています。船から降
りるとどうもやはり調子悪いの
で、家にいればよかったと後悔しま
す。やっぱり疲れるだけです
よ。念のため。

下山事件: 『下山総裁の追憶』を100円で購入

IMG_1815『下山総裁の追憶』

ここしばらく1週間に1度は更新ができていましたが、ちょっと体調を崩してしまったので今週は本格的な記事を書くことが難しい状況です。

というわけで小ネタ。

先日、古本市を何となくウロウロしていたら、以前からほしかった『下山総裁の追憶』が売られているのを発見しました。値段を確認するとなんと100円。確かに外箱や装丁はボロボロで、普通の古本屋では売り物になりそうもない状態でしたが、中に書き込みや大きな汚れもなく、内容がわかればいい当方としてはありがたい掘り出し物でした。即座に確保しました。

アマゾン(下山総裁の追憶 (1951年))では3万円近い値段を付けているところがあるようですが(笑)、普通の古本屋でも3千円はする本なので、いい買い物だったと思います。

下山事件: 佐藤一さんの新刊が無事出版

以前のエントリでもとりあげた、故・佐藤一さんの新刊が無事出版されたようです。

私(本ブログ管理人)もようやく手に入れたばかりでまだ読了していません。途中まで読んだ感じでは、例によって「事実」の積み重ねで平成三部作のウソを指摘する、その容赦なさがある意味痛快でもあります。

地味な自殺説よりも陰謀論の平成三部作の方が読んでおもしろいし、本も売れるし、「商売」としてはその方が絶対的に正しいのでしょう。しかし、「事実」がどちらにあるかというのは一目瞭然と思います。

下山事件: pH変化による死亡時刻推定の追試 その1 準備編

IMG_1715今回準備した実験器具類

前回のエントリなどで書いたように、昭和24年の下山事件当時に秋谷教授が採用していた試験紙法では測定精度に限界がありました。つまり、たとえpH変化による死亡時刻推定が理論的には正しい物であったとしても、技術的限界から実用になるものではありませんでした。

それに対して、現代の高精度なpHメーターを使用した場合に、本当に秋谷理論が正しいのかどうかを検証してみようというのがこれからご説明する実験の趣旨です。

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下山事件: 試験紙によるpH測定

下山事件において、東大裁判科学教室の秋谷教授が持ち出した「pHによる死後経過時間の推定」については、これまでも何度か批判的な記事を書いてきました。これから数回にわたって、この件についてより詳細なご報告&ご説明をしたいと思います。

まず、ジャブ程度に、以前に書いたエントリでご説明した、「試験紙法で0.2pH単位の精度を確実に出すのは実際には不可能」という内容をより具体的にご説明します。

この実験動画をご覧下さい。

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下山事件: 「全研究下山事件」サイト 発足

旧「下山事件自殺説紹介ブログ」さんがリニューアルされ、「全研究下山事件」サイトとして新たに発足したとのことです。現在のところ工事中のページが多いのですが、従来のブログという形式では難しかった資料性を向上させていきたいとのことで、期待しています。

サイトは↓こちらのバナーをクリックしてください。

現在またまた私(管理人)が海外出張中なので、簡単ですがご紹介まで。

追記: (予告)下山事件関係については最近あまり内容があるエントリを書くことができていませんが、近々かなり大きな内容を掲載する予定です。ご興味がある方は是非引き続き継続して当ブログもご確認いただきたく、よろしくお願いします。