狭山事件で、弁護団の求めに応じて検察側から証拠開示がなされたとのことです。
- http://megalodon.jp/2010-0518-0220-27/sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100513/trl1005132216008-n1.htm
- http://megalodon.jp/2010-0518-0221-16/sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100513/trl1005132216008-n2.htm
要点だけまとめると以下のようになるかと思います。
【開示された証拠】
- 取り調べの録音テープ
- 筆跡鑑定に使われた、石川さんが書いた領収証
- 「現場」近くの男性の調書
【開示されなかった証拠】
- 「犯行現場」の血液反応検査報告書
- 「現場」を撮影した8mmテープ
開示された証拠を見る限り真犯人推理に役立つなものはなさそうです。また、「殺害現場」のルミノール反応検査結果については「不見当」とのことですが、「ルミノール検査をした」と警察技師が弁護団に証言していますので、これまた誰がいつどのような理由で証拠を廃棄したのか、厳しく追及されるべきではないかと思います。「犯行時間帯に現場の近くにいた男性の調書」も公開されたとのことで、これが「犯行時間」に「現場」から30mほどの畑で農作業をしていたOさんの証言であれば、冤罪の証明の方向性としてはかなり大きそうです。