石川清さんの新刊『津山三十人殺し 七十六年目の真実: 空前絶後の惨劇と抹殺された記録』が、学研パブリッシングから出版されたとのことです。ちょっとまだ入手できていないので、内容についてはまた改めて。
本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。
石川清さんの新刊『津山三十人殺し 七十六年目の真実: 空前絶後の惨劇と抹殺された記録』が、学研パブリッシングから出版されたとのことです。ちょっとまだ入手できていないので、内容についてはまた改めて。
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例によって間が空いてしまって申し訳ないです。
伊吹さんの新刊について、追加のご紹介です。
インタビュー集Vol.3の一人目は、被害者の同期で、I養豚場の向かいに住んでいた方です。この方は、生徒会長であるMくん(PTA会長の息子)の下で被害者と一緒に生徒会副会長を務めており、また、部活も被害者(ソフトボール部)と隣で練習する野球部だったこともあり、かなり親しく話をする仲だったとのことです。インタビューはいろいろと考えさせられる内容です。
特に5.の内容に関しては、それまでかなり立ち入った内容まですらすら答えていたこの方が急に口を濁したあたりのリアリティに、読んでいて鳥肌が立ちました。
個人的に、5月2日朝(事件発生翌朝、佐野屋取り逃がしの前)には既にかなり広い範囲の近隣住民が事件について相当詳しく知っていたこと、その後も逐一周辺住民に情報が漏れているあたりから、他の話と併せて、以下のような仮説を妄想したくなります。
- 実際の真犯人からの身代金要求は5月1日深夜(2日早朝)。警察は当日真犯人を取り逃がした。
- 2日深夜(3日朝)、警察は「念のため」と称して張り込みを行った。
- 当日、噂を聞いた野次馬が現地に来た。彼は茶畑の中からやりとりを見守るだけのつもりだったが、被害者姉に話しかけられ、「そこに二人いるじゃねえか」などとからかってしまった。
- 野次馬は、その後の姉との会話で自分が犯人として疑われていることを知り、「取れないから帰るぞ」と叫び、走って帰った。たまたま警察の配置が無能であったため、取り逃がした。
ただ、これが事実であると、狭山事件においての山場の一つである佐野屋の犯人取り逃がしが単なる野次馬との会話になってしまうので、真相究明にはまた一歩遠くなってしまうわけですが…。
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