コミケですが、新刊として『今ではビックリの“昭和の常識” Part.2』(昭和史研究所、予価¥300)に加えて、『狭山事件の現場とその現在』(伊吹隼人、¥500)の一部改訂版も発行します。さらに、部数は些少ですが、「検証・狭山事件」を定価(¥2,000)で販売します。一部では古本にプレミアが付いているようなので、よろしければこの機会にどうぞ。
告知はこちら。
よろしくお願いします。
本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。
コミケですが、新刊として『今ではビックリの“昭和の常識” Part.2』(昭和史研究所、予価¥300)に加えて、『狭山事件の現場とその現在』(伊吹隼人、¥500)の一部改訂版も発行します。さらに、部数は些少ですが、「検証・狭山事件」を定価(¥2,000)で販売します。一部では古本にプレミアが付いているようなので、よろしければこの機会にどうぞ。
告知はこちら。
よろしくお願いします。
本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。
コミケですが、新刊として「今ではビックリの“昭和の常識” Part.2」(昭和史研究所、予価¥300円)を刊行します。
告知はこちら。
津山事件本の第四版はちょっと無理そうです。申し訳ないです。
よろしくお願いします。
本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。
拙著『津山事件の真実』の年表部分に誤りがありました。ここにお詫びして訂正させていただきます。
睦雄が徴兵検査で丙種合格(事実上の不合格)になった年月日を1936年(昭和11年)5月22日としてありますが、正しくは1937年(昭和12年: 事件の前年)の5月22日です。
なぜこうなったか、の言い訳ですが、もともとこの年表の骨幹部分は中村一夫氏の『自殺』に掲載されていた年表で、そこに加除修正を加えて津山事件年表にまとめました。そして、基になった『自殺』所収の年表で、徴兵検査が昭和11年5月22日と読めるような記載になっていました。
上の画像でご確認いただけるように、おそらくは単に「一二」の記載が1行ずれているだけだとは思います。ただ、何事もきちんと確認しないと間違いを孫引きしてしまうことになるんだなあ、という反省を込めて告知させていただきます。
『津山事件の真実』本篇の方は次回の増刷の際に改訂いたしますが、まだ在庫がだいぶあるので増刷もだいぶ先になりそうで、取り急ぎこちらのブログにて告知させていただきます。
本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。
本ブログで取り上げている事件関連の記事が2件、雑誌に掲載されました。
いずれの本も本記事の下の方にあるAmazonリンクからご購入いただけます。
また、5月21日は津山事件が発生してからちょうど80年目にあたる日でした。改めて事件で亡くなった方々の安らかなお眠りをお祈り申し上げます。
本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。
年始早々、Twitter上で『津山事件の真実』をお読みいただいた方の感想がバズったこともあり、一時こちらのブログもつながりにくくなっていました。今は落ち着いたようです。
その関連で、Amazonで在庫を上回るご発注をいただいておりました。ありがとうございます&お待たせして申し訳ないです。
現時点でご発注をいただいている方の多くは、おそらく明日頃にAmazonから発送されるかと思います。また、ご発注時期の関係で在庫切れで明日発送できない方につきましても、1月13日(土)頃までにはAmazonから発送できる見通しとなっております。
お読みいただいてのご感想・ご質問につきましては、こちらへのコメント、または Twitter:@moritatsu 宛のにいただけると幸いです。
本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。
中日新聞に津山事件関係の記事が掲載されました。
日本の犯罪史上最大の大量殺人とされる一九三八(昭和十三)年に岡山県で起きた「津山事件」の資料が、磐田市内で見つかった。
磐田市内に住む岡山県警の警察官の遺族が、自宅で保管していた。
記事中に引用されている文章を見る限り、これはどうも「津山事件報告書」に掲載されている鹽田末平検事の論文をまとめたもののようです。
記事中、以下のような文章があります。
犯行原因として、「特殊な家庭事情」から「孤独感を募らせて全く社会を隔絶し」、「生来の病弱が肺患にまで進行してその宿命的な劣等感と厭世(えんせい)観を深刻化」させた点を指摘。「致命的な弱さは性的放埒(ほうらつ)となって現れ、益々(ますます)隣人達に嫌悪排斥」され、「極度の自暴自棄に堕し、人生のありとあらゆるものを呪う気持ち」に達したと分析している。
この辺の文は、鹽田論文に一致する部分があります。
津山事件報告書 p.397
おそらく、「津山事件報告書」から一部を抜粋して、警察内部の研修資料としたものではないでしょうか。新資料でないのは残念ですが、警察内部でそのような形で事件を語り継いでいたというのはなかなか興味深いところです。
中日新聞の記事には同時に、印刷ではない焼き増ししたと思われる都井睦雄の写真も掲載されています。これはかなり貴重なものなので、是非とも一度見てみたいものです。写真は全部で26枚あるとのことで、現場写真でしょうか。
本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。
先日、『津山事件の真実』ご購入ご希望の連絡をいただいた方から、掲題論文についての情報をいただきました。
津山事件の初期の文献としては『東京醫事新誌3117号』に京都帝大教授小南又一郎が発表した「最近に於ける三十三人斬事件として社会の耳目を驚愕せしめたる岡山の嫉妬犯罪に於ける惨劇の一例」がありますね。
小南はこの事件の報を知るや否や加害者の精神状態を調べ社会防衛上十分な研究をすべし、として「該地方に在る数名の知人を介して」事件後2か月で調査をだいたい終了、岡山県の当局の発表を待っていたところ「毫も之なきを以て」先に発表したと断っております。おそらく「事件調査報告書」よりも先に発表された論文だと思われます。
この掲載情報については知りませんでした。情報をありがとうございます。
「津山事件報告書」は、事件からほぼ1年後に刊行されたこともあって、事件直後のマスコミ報道や事件後に発表された研究論文を収録しています。この小南教授の論文も「報告書」に収録されています。タイトルは異なっていますが、論文末尾に初出が東京醫事新誌(昭和14年1月14日発行)であることが記されている(この点、ご指摘をいただくまで気づいていませんでした)ため、同じものと思います。
ちなみに、この小南教授の論文は、睦雄が「精神分裂症の前驅」であったと判断しています。それは、同じ精神科医の分析であるにもかかわらず、中村一夫氏の
彼の精神症状には分裂病にみられるような人格の妄想病性硬化も見られず、独立性感動障害の固定した単調性もなく、分裂性の破壊もない。
という分析とは真っ向から相反するものです。どちらが正しいのかは精神科の専門家ではない私にはわかりません。
ただ、小南教授の論文の末尾は、このように締めくくられています。
此の如き有様なれば、普通人の間に於て奇行の多き、或ひは周圍と甚しく調和せざる精神異狀者或はそれに近しと思はるゝが如きものあらば、よく注意して直に之をその筋に申告し、社會危險防衞の資とすべく、叉此申告を受けたるもの、或はその診察を乞はれたる醫師は、そが精神異狀者なるや否やを叮嚀に調査決定し、その保護監視を十分嚴重にすべく周圍のものに指示すべきなり。
(中略)
精神病性犯罪者の保護監視豈に忽にすべけんや。
尚此等の詳細は他に筆を改めて記述することあらんも、今回は唯題示の如き大惨事の突發したる機會を無にせず、精神異狀者或はそれに近きものゝ保護監視を十分にせざるべからざる所以を強調して筆を止めんとす。
要するに、小南教授ご自身の持論であろう、精神病者に対する予防拘禁措置の実施を主張するために、「題示の如き大惨事の突發したる機會」を利用したい、そのためには睦雄が精神病でないと困る、ということなのではないかという気が、個人的にはします。
本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。