その他: 火垂るの墓

本日、終戦記念日恒例の「火垂るの墓」放映がありました。見ていて思ったのですが、これは明らかに「児童ポルノ」だな、と。節子の入浴シーンや医者のシーンなど、児童ポルノ法で規定する
3.衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの
に該当する画像が数多くありました。
この内容は実在のモデルがいる画像でなくても成立するとされていますので、「火垂るの墓」も近い将来放映不可能になるでしょう。

また、もし今日の放映を録画した方がいらっしゃれば、なるべく早いうちに消去した方がいいでしょう。普通にDVDレコーダーから「消去」しただけでは不十分です。DVDレコーダーを含めたコンピュータのハードディスク(HDD)からの「消去」は、割と簡単に復帰させることが可能ですので、もしあなたが逮捕されたくないのであれば、DVD/BDレコーダーからHDDをいったん取り外してPCで完全消去するか、あるいはDVD/BDレコーダそのものを売り払うしか方法はありません。

http://picnic.to/~ami/image/hinemosu.jpgこういう時代が来ないことを祈ります。

狭山事件: 伊吹本再版へ

狭山事件を推理する-近況告知板にて、『狭山事件-46年目の現場と証言』が再版される旨の告知がありました。まずはご同慶の至りです。

12月予定とのことです。初版の発行日が2009年2月25日でほとんど書店に出回らずに絶版になってしまったため、ほぼ1年ぶりの再版ということになります。内容的にも増補が行われるとのことで、特に「新証言」に関しては本邦初公開になると思いますので、事件に興味がある方は是非読んでみてください。

狭山事件: 三題噺・放置駐車取締りと冤罪と児童ポルノ法

私(本ブログ管理人)は普段、東京都内で原付バイクに乗っています。

2006年から違法駐車取締りの民間委託が始まりました。制度ができた直後、違法駐車取締のおじさんたち(通称緑のおじさん)が一番必死に取り締まっていたのが何かというと、実は原付バイクの違法駐車でした。

以前は、原付バイクの違法駐車はかなり大目にみられていました。特に、車通りがほとんどない、事実上自動車は通れないような私道や細い道については、警察の人手不足もあるのでしょうがほとんど取締りを受けませんでした。ところが、緑のおじさんたちはそういった裏通りの原付バイクに躍起になってシールを貼り付けて回っていました。

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狭山事件: 冤罪は誰が作るのか その4

この日本国において、冤罪が作られるパターンは以下の通りです。

刑札 警察と検察が犯人像を捏造してマスコミにリーク
   ↓
マスゴミ マスコミが警察発表を無批判に垂れ流し
+自分たちでもあることないこと「取材」して追加
   ↓
「こいつが犯人に違いない」という「世論」の醸成
   ↓
「世論」に迎合した裁判所の判決

要するに、「冤罪は誰が作るのか」という問いに対する答えは、主演:刑札と検察、助演:マスコミと裁判所ということになります。このブログで再三とりあげている狭山事件もまさにこのパターンでした。

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狭山事件: 伊吹隼人氏による新発見

「狭山事件を推理する」サイトに、伊吹隼人氏による追加取材報告が発表されています。

この件に関しては伊吹氏ご本人からも多少のお話しを伺っていますが、真犯人推理だけではなく石川さんの裁判にも大きな影響がありうる話なので、現時点では上記発表以上のことに触れるのは差し控えさせていただきます。是非とも上記リンク先を読んでいただきたいと思います。

狭山事件: 『狭山事件 -46年目の現場と証言』版元の社長がお亡くなりに

狭山事件を推理するサイトに、伊吹氏からの告知が出ました。27日朝、版元の風早書林の社長さんが急死されたとのことです。謹んでお悔やみを申し上げます。

本については、引き取り元がないとこのまま絶版になりそうとのことで、狭山事件研究という世界においては大きな打撃ですね。

出版社の社長さんの体調不良もあってなかなか流通がうまくいかないというお話しは以前から伺っていたのですが、このような形になってしまったのは非常に残念です。

(4月30日追記)一部で「また狭山事件関係者に変死者が」みたいな話があるようなので、念のため。私が伺った話では、版元の社長さんはかなりご年配の方で、以前から体調がすぐれず「余命何ヶ月」という話があったとのことです。今回お亡くなりになったのもその持病の関係と思われ、特に「変死」ということではないそうです。以上、とりあえず都市伝説化の防止のために書いておきます。

狭山事件: Mくん☆LOVE

『狭山事件 上告趣意書』『狭山事件 上告趣意書』

被害者の日記シリーズ最終回です。

個人的に伊吹本で最も衝撃的だったのが、被害者の日記のMくん(PTA会長の息子)への恋心を綴った部分です。今回の画像はその元になった上告趣意書(部分)です。

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狭山事件: 被害者の日記 その5

「女性自身」昭和38年5月20日号「女性自身」昭和38年5月20日号

「女性自身」に掲載された被害者の日記シリーズ、最後のページです。

本日の引用部分で真っ先に目に付くのは、4月26日の部分です。

4月26日(金)晴
(前略)これからのバカンスのことを考える。
今晩も涙を流し、眠りに入った。
つらい。苦しい。それもみんなおこづかいのことだ。涙が枕元を流れた……
(原注)(ゴールデンウイークのこづかいが少ないことで(被害者)さんはなやんでいた。姉の(次姉)さんは、あとでこの日記を見て、「生きているうちに、もっと好きなことをさせてあげたかった」と泣いていた)

これはどういう意味なのでしょうか。
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