狭山事件: 現地見分 2009.May

石川一雄さんと奥様の早智子さん石川一雄さんと奥様の早智子さん

5月6日(水)、「狭山事件を推理する」サイト管理人氏主催の現地見分に参加させていただきました。詳細はこちらをご参照ください。

当日はあいにく降ったりやんだりの雨模様でしたが、それがかえって事件当日の天候を彷彿とさせて、また味がある見分になったのではないかと思います。伊吹隼人氏の案内で、用意された資料を基に「自白」の犯行ルートをほぼたどるような形で現場を歩いて回りました。私は既に何回か歩いたことがあるコースですが、特にOG新居跡やその周辺でこれまで知らなかった話を現場を見ながら伺うことができました。

上の写真は石川一雄さんと奥様の早智子さんです。石川さんは70歳になる今も毎日200回の腕立て伏せと数kmのマラソンを欠かさないそうで、再審で無罪判決を勝ち取るまでは絶対に死ねないという意気込みと節制には感動します。

石川さんのお話も非常に貴重な情報が多く、参考になりました。「ここだけの話」も多かったので明記することができませんが、「現地で話を聞く」ことの重要性を再認識しました。もし「どういう話か」に興味がある方は、是非とも次回ご参加いただきたいと思います。

トマトと茄子トマトと茄子

現地見分後、居酒屋に開店時間と同時に(ちょっとフライングして)入って恒例のトマト&茄子パーティーを実施しました。今回初参加の方が5名いらっしゃいました。「下山事件の方から狭山事件に興味を持った」という方もいらっしゃって、これもまた楽しい時間を過ごすことができました。

この場を借りて、今回の参加者の方々、主催した推理サイト管理人氏、そして石川一雄さんと奥様の早智子さんに感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

2 thoughts on “狭山事件: 現地見分 2009.May”

  1. 事件ブログ様

    本日の新聞(日経)で、狭山事件で、弁護団が「新証拠」を東京高裁に提供、とありました。
    記事によれば、石川氏宅で見つかったとされた「万年筆」は、脅迫状を記載した筆記具ではない、との鑑定書を提出したようです。その鑑定書の内容が気になるところです。

  2. コメントありがとうございます。

    この報道については私も興味を持っています。

    ただし、現地見分で石川さんにお会いするたびに、「再審で無罪が証明されるまで死ねない」というお話しを伺います。当方としても、その支援をすることはできないまでも、そのジャマはしないようにしよう、と心がけております。そのため、基本的に再審関係や新証拠については、全体が公表されたり、最終的に裁判所で判断が出るまでは論評を差し控えさせていただいています。
    今回の新鑑定書を拝見したわけではありませんし、その内容も報道以上のことは存じ上げていませんが、上記の理由で少なくともここのブログでそれを調べたり論評をすることはしませんので、あしからずご了承ください。

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