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狭山事件: 洋裁生殺し事件 その3

北海道新聞 昭和37年11月22日付北海道新聞 昭和37年11月22日付

すいませんまた間が空きました。

「洋裁生殺し」の概要ならびに狭山事件との関連性については、以下の記事も参照してください。

  1. 洋裁生殺し その1
  2. 洋裁生殺し その2

今回の画像は、事件が起こった地元の北海道新聞で、犯人が妻と心中した直後に出た記事です。

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狭山事件入門: TN

朝日新聞 昭和38年5月13日付朝刊朝日新聞 昭和38年5月13日付朝刊

狭山事件において、2番目の変死者が5月11日に「自殺」したTN(当時31歳、狭山市柏原新田在住)です。

TNの「自殺」の状況は下記の通りです。

  • 5月11日午後8時すぎ、台所で夕食の後片付けをしていた奥さんがうめき声がするので奥の間に行ってみると、TNが鶏を殺す時に使う刃先が三角形にとがったナイフで胸を一突きにしてうつ伏せになって死んでいた
  • TNのすぐ横にはもうすぐ2歳になる子供が眠っていた
  • 隣の部屋ではTNの父が茶を飲みながらテレビを見ていた
  • ナイフはもともと台所にあったもので、奥さんはいつ持ち出したか気がつかなかった
  • 通常、刃物で自殺する際にはためらい傷が見られることが多いが、そのようなためらい傷は一切なかった
  • 胸を刺す際にはナイフをうまく横にして入れなければ肋骨に引っかかってしまって心臓まで刺さらないが、一突きで心臓を刺し貫いていた。
  • 新聞には、刑札の捜査結果として「市議選問題でさる1日ごろから悩み神経衰弱気味だった」と書かれたが、家族の証言ではそのように選挙に深入りしていたことはなかった

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津山事件: 加茂町史

『加茂町史』『加茂町史』

ちょっと海外出張等の関係で間が空いてしまいました。

本日の画像は『加茂町史』です。Wikipediaの津山事件の項目にも書かれていて、半ば都市伝説のようになっている

また、この事件の発生から70年が経った現在でも、現地ではタブー視扱いとされている。

1975年に刊行された『加茂町史』では、本事件について「都井睦雄事件が発生した」という記述に留められている。

という話の出典(笑)になる部分です。

確かに『加茂町史』の中に津山事件に関する記述がこの1行しかないことは事実です。しかし、『加茂町史』をひもとくと、別に地元でタブー視されているためにこれだけしか書かれていないわけではなく、津山事件を記述するのにふさわしい章がないために詳しく書けなかったというのが正しいと思われます。経済発達史や政治史、鉄道などのインフラ整備の歴史については詳しく書かれていますが、基本的には平和な山村でもあり、「事件史」というような章はありません。

本日の画像を見ていただいても、かなり唐突な言及のしかたになっているのがご理解いただけると思います。おそらく、加茂町史の執筆者としては、津山事件に触れないのもどうか、かといって適当な章もない、ということでとりあえずここに突っ込んでおいたというところではないでしょうか。本当にタブー視されているのであれば、こんな無理な入れ方はしないと思います。

津山事件に関する過去のエントリはこちら

津山事件に関する本はこちら

津山事件: 「妻 殺戮」

『「八つ墓村」は実在する』より『「八つ墓村」は実在する』

蜂巣敦さんの『「八つ墓村」は実在する』に、事件の被害者の墓について

なかには、「妻 殺戮」と刻まれているものまであった。

という記述があり、読んだときに「いくらなんでもこりゃ嘘だろう」と思っていました。ところが、貝尾を歩いていてひょいと上の方を見上げたら、本当に「妻 殺戮」と書かれた墓を見つけて全身に鳥肌が立ちました。

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津山事件: 都井睦雄の姉のうどん店

都井睦雄の姉が経営していたうどん店都井睦雄の姉が経営していたうどん店

「ダークサイドJAPAN」2001年10月号にあった漠然とした情報を元に、ダメもとでとある場所に行ってみたら、本当に都井睦雄のお姉さんが経営していたといううどん店がありました。お姉さんはおそらく1996~97年頃にお亡くなりになったものと思われます。その直前まで元気にこの食堂を経営していたとのことで、もう少し前に津山事件に興味を持って見に行っていれば、と悔やまれます。

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