All posts by 管理人

狭山事件: 三題噺・放置駐車取締りと冤罪と児童ポルノ法

私(本ブログ管理人)は普段、東京都内で原付バイクに乗っています。

2006年から違法駐車取締りの民間委託が始まりました。制度ができた直後、違法駐車取締のおじさんたち(通称緑のおじさん)が一番必死に取り締まっていたのが何かというと、実は原付バイクの違法駐車でした。

以前は、原付バイクの違法駐車はかなり大目にみられていました。特に、車通りがほとんどない、事実上自動車は通れないような私道や細い道については、警察の人手不足もあるのでしょうがほとんど取締りを受けませんでした。ところが、緑のおじさんたちはそういった裏通りの原付バイクに躍起になってシールを貼り付けて回っていました。

Read more… →

その他: コメントを承認制に

コメントスパムがものすごいことになっています。1日放っておくとコメントスパムだけで50個くらい入ってくるような感じです。

一応スパムフィルタは入れているのですが、すり抜けてしまう場合があるようで、そうなるとさらにスパムを呼び寄せてしまうようです。大変恐縮ですが、状況が落ち着くまで全部のコメントを承認制とさせていただきます。相変わらず多忙が続いているため、承認に多少時間がかかることがありますので、あらかじめご了承ください。

下山事件: 週刊朝日2009年7月17日号の記事 その2

今回の週刊朝日の記事で、最悪なのは以下の部分です。

さらに、矢田氏は、自殺説の根拠のひとつとされる、下山総裁らしき人物の目撃証言を洗い直してもいる。警視庁の捜査記録に掲載された23人をあらためて訪ねたところ、証言者たちは「調書の内容はデタラメだ」と口々に話した。

この後に「あの男は下山さんとは関係ない別人だといまでも確信しています」という証言が引用されています。

Read more… →

下山事件: 週刊朝日2009年7月17日号の記事 その1

下山事件から60年ということで、週刊朝日に記事が出たことをコメントで教えていただきました。ありがとうございます。早速購入して読んでみました。署名によると担当記者は諸永裕司氏とのことです。諸永氏、週刊朝日編集部に戻っていたんですね。知りませんでした。

Read more… →

その他: ドイツ

img_1579ベルリンで見かけたわけのわからない噴水

現在ドイツにおります。

以前狭山事件の現地見分でお会いした方に「ブログが本業なんですか?」と聞かれたことがありますが、んなわきゃありません。このブログにもアフィをいくつか貼っていますけれども、そこからの収入は微々たる物です。一応本業があって、出張に来ているのもその関係です。

今回は成田→サンフランシスコ→デンバー→デモイン→シカゴ→デュッセルドルフ→ベルリンと旅をしています。明日ベルリン→ロンドン→成田と移動して世界一周旅行の完成です。スターアライアンスの世界一周チケットを久しぶりに使いました。マイレージを使ってビジネスクラスにアップグレードできる扱いのチケットなのがいいですね、やっぱり。



下山事件: 佐藤一さんが逝去

『下山事件全研究』の著者、佐藤一さんが6月17日に87歳でご逝去されたとのことです。
http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2009061900003
謹んでお悔やみを申し上げます。

現在海外出張中なので、取り急ぎご報告だけ。

(7月21日追記: ご逝去の日付を間違っていました。大変失礼しました。訂正してお詫びいたします)

その他: 冤罪は誰が作るのか その5

masui矢島 直ほか:「麻酔」34, 1245 (1985)より

今回は、まだ一般的には冤罪としての認知率が低いであろう事件を採り上げてみます。いわゆる「[[筋弛緩剤点滴事件]]」「北陵クリニック事件」と呼ばれている事件です。
これまでとりあげてきた狭山・下山・津山事件と関係ない話が続いてすいません。

私(本ブログ管理人)は、客観的な証拠から考えてこの事件は99%冤罪だと考えています。その理由は、「不能犯である」という一言に尽きます。現在判決で認定されている「犯行方法」は、マスキュラックスという筋弛緩剤を点滴に混入したというものですが、マスキュラックスを点滴に混入しても、殺人はおろか筋弛緩の効果すら得られないのです。

Read more… →

狭山事件: 冤罪は誰が作るのか その4

この日本国において、冤罪が作られるパターンは以下の通りです。

刑札 警察と検察が犯人像を捏造してマスコミにリーク
   ↓
マスゴミ マスコミが警察発表を無批判に垂れ流し
+自分たちでもあることないこと「取材」して追加
   ↓
「こいつが犯人に違いない」という「世論」の醸成
   ↓
「世論」に迎合した裁判所の判決

要するに、「冤罪は誰が作るのか」という問いに対する答えは、主演:刑札と検察、助演:マスコミと裁判所ということになります。このブログで再三とりあげている狭山事件もまさにこのパターンでした。

Read more… →