月別のブログアーカイブ: 4月 2008

狭山事件: A先生について

被害者の中学時代の担任で、5月1日当日にガード下で被害者を見かけたというA先生について。昨年(2007年)11月に狭山市の表彰を受けていらっしゃるので、ご存命のようです。ということを知った先日、意を決して104で電話番号を調べてご自宅にお電話してみました。電話で、あるいはあわよくば直接お会いしてお話が伺えないかと思ったのですが、奥様が出られて、「もう50年近く前の話ですし(ママ)、本人もほとんど忘れています。その事件のことについてはすべてお断りしておりますので」とのことでした。

2ちゃんで「A先生が狭山事件について調べておられて、自費出版で本を出す準備もしているらしい」という書き込みを見たのでちょっと期待していたのですが、奥様の口ぶりだとそういうこともないような感じでした。

情報量のないエントリで恐縮ですが、一応ご参考までに。

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下山事件: 「黒い潮」

今朝、WOWOWで「黒い潮」が放映されました。視聴しての感想です。

主人公(平正一氏がモデルで、この映画の中でも当初から自殺説で記事を書いていた)の台詞「そりゃうちの記事は面白くないかもしれん。しかし、あやふやな想像や憶測はただの一行だって書いてない。信頼できる報道だけが詰まってるんだよ」というのがこの映画全体のテーマです。他社が他殺説でセンセーショナルな記事を書く中で、経営陣からも「これでは新聞が売れない」という突き上げを食らいながらも、信念を貫いて事実と信じることを報道する主人公、という位置づけです。
最終的には、映画の中でも史実と同様に、捜査当局は自殺説を公式に発表せずにウヤムヤのうちに事件が終了しました。

一つだけ、映画の中で、過去に主人公の妻が流行俳優と心中したという事実、ならびにそのことを巡ってマスコミが徒にセンセーションを煽るような報道を繰り広げたという事実が、主人公が他社の報道を無視して自殺説で記事をとりまとめていく上で影響したような描写がありました。平正一氏にも同様の話があったんでしょうか。あるいは、映画として盛り上げるためのフィクション部分なのでしょうか。下世話ですがちょっと気になります。
この映画はあくまでも井上靖が書いた小説=フィクションが原作なので、この部分はフィクションだろうとは思うのですが。

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下山事件: 「黒い潮」WOWOWで放映

WOWOWで、下山事件に題材を取った映画「黒い潮」(井上靖原作)が放映されるそうです。4月22日(火)午前8:00と5月19日(月)深夜5:00(WOWOW2)の2回放映が予定されています。

井上靖は当時毎日新聞の記者だったこともあり、自殺説寄りの内容になっているようです。管理人は未見なので楽しみにしています。

また、WOWOWではここしばらく事件関連の映画の特集をしていたようで、今朝(4月20日朝)も帝銀事件の映画をやっていました(見逃しました…というか最後30分だけ見ました(泣))。こちらも5月3日に再放送があるようなので今度は見逃さないようにしたいと思います。4月24日(木)には松川事件の映画を放映するようです。

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狭山事件: 被害者の胃の内容物

狭山事件公判調書 第二回公判狭山事件公判調書 第二回公判

あちこち話が飛んですいません。コメントで被害者の胃の内容についての話をいただいたので、胃の内容物の写真です。被害者の遺体を解剖した結果、

  1. 茄子
  2. トマト
  3. 玉葱
  4. 馬鈴薯
  5. 人参
  6. 米粒
  7. 小豆

の8種類の食材が胃の内容物として確認されています。しかも、写真でご覧いただけるようにほぼ咀嚼したままの、皮の原型をとどめたままの状態です。

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その他: 六一○ハップ

610その1大阪朝日新聞 昭和13年5月24日付

610その2東京新聞 昭和38年5月27日付

今回は小ネタです。

事件関係の新聞記事を追いかけていると、周りに掲載されている広告がいろいろと目に入ります。どれも世相を反映していてなかなか楽しめるのですが、その中で最近話題の「六一○ハップ」(どうして話題なのかはググってください)に関する広告を取り上げてみました。六一○ハップ自体は昭和2年から販売されていてもう80年以上の歴史がありますので、こういう古い広告があるのもむべなるかなですが、このブログで取り上げるような事件に関連した記事が掲載されている新聞にも六一○ハップの広告が掲載されていたのを見ると、なんというか感慨深いものがあります。

これだけ歴史がある製品なのに最近妙な方向で話題になってしまって、六一○ハップの製造元である武藤鉦製薬株式会社からすると青天の霹靂といったところでしょう。管理人も購入して使ったことがあり、家の風呂で温泉気分が楽しめる本当にすばらしい製品だと思います。今回の件で妙な販売規制がかからないことを祈ります。

2008年12月26日追記: ドラッグストア等で販売自粛が相次いだ結果、武藤鉦製薬株式会社は事業整理して解散することになってしまったようです。残念なことです。

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津山事件: 新聞画像について

とある方からメールで下記のようなお問い合せをいただきました。下の文章は意訳で、元の文章はもっと丁寧なものです。

あんたのブログに載ってる新聞画像はここからの転載じゃないのか?向こうの方がブログのエントリ日も早いし、人名の消し方も全く一緒だし、向こうにはあんたのところにない画像も載ってるし。それなら出典として合同新聞だけじゃなくて向こうのブログも示すのがスジだろう。

拝見してみると、確かに同じ画像が掲載されています。しかし、これらの画像は当方が元記事のコピーをスキャンしてアップしたもので、こちらが先に掲載したものです。

例えば、下記の2つの画像を見比べてください。

当サイトの画像の方が解像度が高くなっており、先方のサイトが当方サイトに掲載した写真を小さくリサイズして掲載していらっしゃることがご理解いただけるのではないかと思います。ブログのエントリ日は確かに先方サイトの方が先(2006年07月25日)ですが、おそらく後から編集で追加されたのではないかと思われます。

誤解しないでいただきたいのですが、これらの記事は当然当方に著作権があるものでもなく、引用として使用しているだけですので、著作権を主張するとかケンカを吹っかけるというつもりは全くありません。ただ、先方のブログの方がメジャーなようでもあり、また上のような嫌疑を掛けられるのもアレなので、一応改めて明記・宣言しておきます。

当サイトにアップしている記事画像類のほとんどは、引用のために私(管理人)自身が元記事をスキャンして、人名の消去等必要と思われる加工を行ったものです。唯一の例外はこのページの犯人の顔写真類で、これらのほとんどはネット上で拾った画像をそのまま掲載しています。それ以外の新聞・雑誌記事等は基本的にすべて自分でスキャン・加工を行っています。

津山事件に関する本はこちら

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狭山事件: OTくんの目撃証言 その6

毎日新聞 昭和38年5月6日付夕刊毎日新聞 昭和38年5月6日付夕刊(再掲)

今回の記事は、以前に掲載したものと同じ部分です。

この記事に掲載された写真でOTくんが被害者に会ったとされている場所は、道が大きく曲がっています。当時の地図現在の地図を見る限り、これはこの場所ではないかと思われます。

もう一つ、この記事を再読してわかるのは、当初OTくんが被害者を見かけたのは3時頃と報道されていたことです。被害者は2時30分の授業終了後に学校を出てガード下や沢地区まで移動し、そのあといったん学校に戻り、再度3時23分に学校を出るところを目撃されたのではないかという仮説とほぼ合致しています。

いずれにしても、当初の報道が最も作為が少ないと考えると、午後3時前後にOTくんが沢近辺で被害者に会ったという仮説は、それなりに高い信憑性を持っているのではないかと思います。

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