Tag Archives: 山一證券

その他: Wikipediaの「山一證券」の項目について

先日、久々にWikipediaに加筆しました。

対象は「山一證券」の項目です。以前にも書いたように、この項目の「歴史」の部分は私が書いたものですが、最近になって「有用でもないし、出典も明らかではない」というご批判をいただきました。そこで、出典を明らかにしつつ改稿、という名目で、事実関係のあらすじ部分だけを残して、読んでおもしろいであろう部分、「なぜ破綻したのか」の本質を記載した部分を全面的に除去しました。

以前から、Wikipediaで他人が苦労して書いた記事に[[要出典]]を貼り付けて得々としている要出典厨の存在を苦々しく思っていました。今回、山一證券の太田収元社長が1938年5月28日に青酸カリ自殺をした、という部分に「要出典」が付与されているのを見てかなり頭にきました。

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その他: 山一證券破綻について その2

前回のエントリを書く際に検索していて、『滅びの遺伝子―山一證券興亡百年史 (文春文庫)』の文庫版が出版されているのに気がつきました。

この本の単行本も労作でしたが、文庫本はかなりの部分が追加の取材や資料に基づいて書き直されて、ほぼ書き下ろしと言ってもよい内容になっており、山一破綻に関する資料としては社内調査報告書と並んでもっとも包括的かつ信頼できる資料と思います。著者は冒頭で「以下は私の仮説である」と書き始めていますが、その仮説を構築するために積み重ねた資料と直接取材の量は、単なる仮説を超えて十分な説得力をこの本に与えることに成功していると思います。

文庫本版で、バブル崩壊から山一破綻に関する叙述は398ページから428ページまでの30ページ程度、全体で400ページを超えるこの本の中で1割にも満たない量です。しかし、その叙述は、他のどんな本よりも雄弁に「山一が崩壊した理由」を描写しています。

いずれにしても、昨今の金融危機の中で、前回の金融危機で破綻した「山一證券」という存在に興味がある方には必読の本だと思います。Wikipediaの山一證券の項目も、この文庫本の出版によって全面改訂が必要になっていると思います。私(管理人)はもうWikipediaには書かないと決めたので書きませんけど(笑)。

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その他: 山一證券崩壊に関する週刊新潮の記事について

週刊新潮 2007年4月26日号週刊新潮 2007年4月26日号

週刊新潮 2007年4月26日号 その2週刊新潮 2007年4月26日号

今回のエントリも事件とは関係ありません。ただし、経済事件という意味ではちょっと関係があります。

私(管理人)は以前、Wikipediaにいろいろな記事を投稿していました。最近はいわゆる「削除厨」とか「要出典厨」と呼ばれる方々のご活躍に嫌気がさしたので投稿をやめていますが。そのWikipediaの中で、私がほとんどの部分を書いた記事に山一證券があります。

だいぶ以前になりますが、そのWikipediaの山一證券の記事と非常に共通点が多い記事を週刊新潮で見かけたことがあります。[[野口悠紀雄]]氏による「戦時体制いまだ終わらず」という記事でした(週刊新潮2007年4月26日号、本日の画像)。「共通点が多い」というだけではどういうことかわかりにくいと思いますので、以下に比較表をあげておきます。比較対象にしたWikipediaの記事は、確実に当該の週刊新潮の記事より前の、2007年3月8日の版にしています。

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