新刊本『46年目の現場と証言』についてちょっと出版時期が遅れるとのことですので、当サイトでも告知させていただきます。
「狭山事件を推理する-近況告知板」にもあるように、年末に現地調査に参加させていただきました。
狭山市駅西口駅前
狭山市駅の西口です。すっかり更地になってしまいました。被害者が針刺しを買ったというO糸店もすでに取り壊されてしまいました。
TN自宅
TNの自宅です。「近況告知板」の写真の反対側(玄関側)です。ほぼ当時のままと思われます。
I-TR「自殺」現場の踏切
養豚場経営者の弟、I-TRが「自殺」した現場の踏切です。これも「近況告知板」の写真の反対方向です。この写真で、踏切のすぐ向こうに駅(入曽駅)が見えています。I-TRは「川越行きの終電車」に轢かれたので、この入曽駅を出てすぐの電車に轢かれたことになります。発車してこの距離を走った程度の速度で轢かれた人間がそれだけで死ぬものなのか、入曽の駅に停車している電車からでもこの踏切は見えていたのではないか(当時のこの踏切は、木でできたもっと粗末なものであったとのことですが)、さらには(「近況告知板」で触れられている通り)「生体れき断(=自殺)だったのかどうか」など、現場を見るといろいろと疑問は尽きないところです。