狭山事件: 夏コミ告知 その2

またまた宣伝ですいません。

夏コミ新刊につきまして、伊吹隼人さんから詳報が入りました。

タイトル: 『狭山事件 現地インタビュー集 Vol.1』
著者: 伊吹隼人
ページ数: 160ページ
予価: 1,800円

内容:
『検証・狭山事件』著者の伊吹隼人さんによる現地インタビュー集です。

  • N家近所の住人
  • N家近所の商店主
  • 犯人が現れた畑の所有者
  • 佐野屋向かいの畑の所有者
  • 狭山市立中央中学校女子生徒
  • ITが轢死した現場そばの住人
  • OGの義理の姉
  • PTA会長の甥
  • 死体発見時、現場にいた消防団員の息子
  • 養豚場斜め向かいの家の住人
  • 被害者の元同級生
  • A先生と一緒に教育委員会に勤務していた人物
  • 事件当時の堀兼中3年生(=野球部員)
  • (堀兼)光英寺
  • M魚店
  • L美容室
  • Hオートサービス
  • 被害者と一緒に高校に通学していた人物
  • 教科書発見現場脇の畑の所有者
  • ITの知人
  • 某狭山事件本著者

なお、

  1. 『検証・狭山事件』に掲載されたインタビューの再掲を含みます。「これまでに発表したものと新規のものが半々くらい」とのことです
  2. 一部証言(インタビュー)拒否の方を含みます。あらかじめご了承ください

私の『津山事件の真実』もそうですが、同人誌というのは印刷部数が少ないため、どうしても市販の商業書籍と比較するとページ数対比で高価になってしまいます。その分、濃厚かつコアな内容をご提供していますので、何卒ご了承を賜りますようお願いします。

また、こちらの伊吹さんの本も、通販(本ブログ上での通販ならびにとらのあな委託)を行う予定です。そちらもよろしくお願いいたします。


コミックマーケット80
日時: 8月14日(日)10:00~16:00
ブース位置: 東地区 Q-34a
サークル名: 事件研究所
会場: 東京ビッグサイト
東京都江東区有明3-11-1

【新刊】

書名 ページ数
(予定)
著者 価格
(予定)
狭山事件 現地インタビュー集 Vol.1 160 伊吹隼人 1,800円
津山事件の真実 増補改訂版 付録:津山事件報告書 360 事件研究所 3,900円
津山事件の真実 増補改訂版 付録なし版 120 事件研究所 1,200円

* 『津山事件の真実 増補改訂版』の付録なし版を販売することにしました。こちらは前回の本をご購入いただいた方向けに、「津山事件報告書」を付属しない形でその分だけ安価にご提供する物です。これは現在のところコミケ会場と本ブログだけでの販売とする予定で、部数も限られていますので売り切れの際にはご容赦ください。

【旧刊】

書名 著者 価格(予定)
狭山事件 – 46年目の現場と証言(風早書林版) 伊吹隼人 1,000円

 

2 thoughts on “狭山事件: 夏コミ告知 その2”

  1.  増補版おめでとうございます。お疲れさまでした。
     さて津山事件といえば横溝正史の「八墓村」が切っても切り離せません。横溝は戦後、岡山県警の幹部より事件のことを聞かされ初めて知り「なぜ、そんな大事件が全国に伝わらなかったのか」と尋ねたところ、「戦時中なので報道禁止になった」と聞かされたことから、横溝の回想を孫引きするかたちで「津山事件封印伝説」が広まったことはよく知られています。この封印伝説はいまだに残っており、「横溝正史研究三」という玉石混交の内容の研究誌ではあいかわらず別役実など左翼文化人の著作を引用して「封印伝説」に言及しています。事件が封印されたというのは全くのでたらめです。もちろん当局が事件を都合よく終結させたことはあったかもしれませんが、封印とはいえません。
     事件当時横溝は長野県で病気療養していましたが、長野県の大手新聞である「信濃毎日新聞」の五月二十二日付の夕刊は「猟銃で二十八名射殺 岡山で発作的精神病者 奥山電話」とかなり大きな見出しで約十行にわたって事件の顛末を紹介しています。したがって事件当時、横溝が事件を知る機会はあったのです。長野県でも報道されていたのですから、そろそろ横溝の見落としを基にしての「封印伝説」は「封印」してほしいものです。
     なお事件が初めてテレビで本格的に取り上げられたのは、七十七年二月十六日放送の東京十二チャンネル「ビックリ大集合」で、番組まるごと津山事件の紹介で児玉清、松岡きっこの司会の下、絵物語による事件の再現、さらに霊能力者による事件現場探訪がありました。何の変哲もない村を女性霊能力者がただ歩いていくだけのもので、今思うと本当に現場に行っていたのか、疑わしくなってきます。最後に「霊をたくさん見ました。都井は航海していません」とあまり意味もないことを語り、亡き児玉清がほとんど関心もない態度で次の予告に入っていた姿を今も思い出します。
     以上情報まで。

  2. 狭山事件関連でいつもお世話になっております、OZです。現在、2ヶ月の予定で北京に出張中です。伊吹隼人さんの『狭山事件 現地インタビュー集 Vol.1』ですが、なんとしても入手したく思っております。9月末には帰国予定ですので1冊予約&お取り置き願えないでしょうか。何とぞ宜しくお願い申し上げます。

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