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狭山事件入門: 能書き

*注: 現在、「狭山事件入門」関連のコンテンツを順次狭山事件関連資料Websiteに移行しつつあります。こちらのブログに残っている記事は内容が古くなっている場合もありますので、ご了承ください。

次回からしばらく、「狭山事件入門」と称するエントリを連載したいと思います。

このブログはWordpressというブログソフトで構築していて、そこに携帯向け表示ができる「Mobile Eye+」というプラグインを入れています。そのため、携帯サイト検索にも結構引っかかっているようで、PCよりも携帯からのアクセスの方が多かったりします。

ところが、携帯からアクセスしてくる方々のほとんどは、「津山事件 写真」で検索して飛んできて都井睦雄の写真だけ見てお帰りになっているようです。せっかくのお客様なので、是非とも狭山事件とか下山事件とか、私が興味を持っている他の事件も知ってもらいたいと常々考えており、とりあえず狭山事件の方から手をつけてみようか、というのが動機です。

前回の現地調査の際にも、「より多くの人に事件を知ってもらうよう、みんなでできることからやっていこう」というお話があり、その後のトマパの際にも「狭山事件推理系のポータルサイトを」というお話がありました。そういうところにも使っていけるような、一般の人(現在の現地調査参加者の方々が一般人でないという意味ではありません(笑))にもわかりやすく、興味を持ってもらえるような狭山事件紹介を書いてみようという趣旨も含んでいます。

そういうことですので、いろいろな「事実」や情報の採り上げ方や表現に、いわゆる従来の正統的な採り上げ方とはズレが出てくる可能性が高いと思われます。例えば、石川一雄さんが犯人である可能性は本当にないのかという点を、えん罪であるという前提を外して再検討してみる、なども予定しています。個人的にはそういう前提で考えても石川さんが事件に関係している可能性はまずないと思っていますが、最近ネット等で「自白してるし物証も出てるし、本当はやってるんでしょ」みたいな記述があるようなので、もう一度フラットな立場から考えてみようという趣旨です。関係各位のご理解と寛恕をお願いする次第です。

狭山事件に関する本はこちら

狭山事件: トマトパーティー

狭山事件を推理するサイト管理人氏の主催による現地調査に参加しました。

現地調査後、トマトパーティーにも参加し、各種推理(被害者の学校を出てからの足取り等)に関して有意義な議論を聞かせていただきました。

席上で、近々(?)いろいろと新しい展開がありそうということを伺ってwktkしています。

狭山事件: 狭山市駅前の再開発

狭山市駅西口狭山市駅西口(2008年2月8日撮影)

狭山市駅西口2「すずや」(薬屋の向こう側):まだ営業している模様(2008年2月8日時点)

狭山市駅 駅ビル狭山市駅東口駅ビル(2008年3月20日で閉鎖)

現在、狭山市駅周辺の再開発が進んでいて、石川さんが「自白」の中で牛乳とアイスクリームを買ったことになっていた「すずや」周辺を含めた西口一帯は完全に作り替えられるようです。 また、東口の駅ビルもいったん閉鎖して、駅自体を東西自由通路がついた高架駅に作り替えるとのこと。詳しくは狭山市の西口開発整備事業HPに掲載されています。

既に狭山市駅西口から中央図書館・狭山准看護学校(旧川越高校入間川分校)へ行く道の両側にある商店はほとんどが閉店しており、一部では工事も始まっていて、おそらく今年(2008年)中には事件当時の面影が全くなくなってしまうものと思われます。事件に興味があって現地を訪問されたいという方は、早めに行かれた方がいいかもしれません。

狭山事件: 「プロファイリングで解く重大事件」 その2

まず、事実誤認と思われる点を確認したいと思います。

前後関係から見ておそらく、ここで言及されている「先生」というのは、被害者の中学三年生時代の担任で、事件当日に第二ガード下で被害者を見かけたと証言しているA先生でしょう。被害者の過去の担任でマスコミや事件関係の書籍で採り上げられている「先生」は、この人を除くと高校の先生くらいしかおらず、高校の先生は女性であるために「実話ナックルズ」の記事の文脈から考えて該当しないからです。以下、野間宏『狭山裁判』に叙述されているA先生の証言を中心に検証します。

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津山事件: 稀代の殺人鬼 その2

合同新聞昭和13年5月25日付合同新聞昭和13年5月25日付

24日付特集記事の続きです。西加茂村行重が生んだ百姓一揆の首謀者である仁木直吉郎との比較が論じられています。

貝尾の地図が掲載されています。この地図を筑波昭『津山三十人殺し』に掲載された地図と比較すると、ほぼ左右が反転しています。実は本ブログの筆者は現地を訪問したことがないのでどちらが正しいのかわからないのですが、是非とも将来的には一度訪問の上確認してみたいと考えています。

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