狭山事件: 鎌田本文庫版 読了

『狭山事件の真実』が尼で配送されてきたので読了しました。「岩波文庫版へのあとがき」以外、特に大きな加筆修正はなかったように思います。「文庫版へのあとがき」は、ハードカバー版が出た2004年以降の裁判の経過を詳しく解説しています。再読して、前回のエントリで書いた「冤罪事件としての狭山事件の解説における一つの到達点」という評価は変わりません。狭山事件初心者の方は伊吹本とこの本の2冊をとりあえず読まれることをお勧めします。

 

One thought on “狭山事件: 鎌田本文庫版 読了”

  1. 私も、岩波現代文庫「狭山事件の真実」を購入して、ざっと見ましたが、管理人様のおっしゃるように、基本的に、「岩波現代文庫あとがき」と年表の追加部分が付加されただけ、といったようですね。「岩波現代文庫あとがき」の中に出てくる、「新聞に掲載された意見広告『日本語の練習問題です』」の存在を知りませんでしたので、縮刷版で確認しましたが、脅迫状(A)の比較の対象となった「B」の文章が、どのような環境・状況のもとに書かされたのかが改めて気になりました。

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