すいません多忙につき細かい考察を入れた記事が書けそうにないので、事実関係だけで軽く書けるものを一つ。
津山事件報告書は、法務図書館には存在していません。
Google先生で「津山事件報告書」を検索するとこういうページが引っかかります。
ご照会の資料は当館では所蔵しておりませんが、『和漢図書目録. 追録 第1 昭和12年1月-23年8月』(法務図書館 1949)<当館請求記号:029.3-H6174w> により、以下の資料の法務図書館での所蔵が確認できました。
『津山事件報告書』司法省刑事局 昭和14年 <法務図書館請求記号:Y600-S2-1>
ところが、法務図書館に問い合わせたところ、現在この本は所蔵していないそうです。担当の方のお話では下記のような状況とのこと。
確かに上記の目録(1949年=昭和24年作成)には掲載があるものの、昭和38年の目録にはすでに存在しないため、おそらく終戦後の混乱期に紛失したか他の図書館に移送されたのではないかと思われる。
私(本ブログ管理人)がこれまでに確認した限り、津山事件報告書は全世界に少なくとも3冊現存しています。そのうち2冊は日本国内にあります(上述の通り法務図書館ではない場所です)。しかし、国内にある2冊は現時点では一般人には公開されていません。この「一般人には」というところに私個人としては結構な私憤と公憤を感じてもいるのですが、またそれは後ほど。
津山事件について調べてるものです。伺いたいことが一点あります。
津山事件報告書がアメリカに所蔵されている以外、国内所蔵先が2点あるとご指摘がありました。そこで国内所蔵先はどこなのでしょうか。個人所蔵なのでしょうか。何か分かればご教授下さればお願い致します。
国内所蔵先の1つは新聞社です。もう1つは大学です。
いずれも、調査の過程における諸般の事情により、具体的な固有名詞を公開の場所(ここ)に記載することは差し控えます。おそらくググればすぐに出てくるとは思いますが。