「警視庁特別調査課 マーダーファイル 津山30人殺しを追え」より
前回のエントリに書いたおばあさんですが、このDVDに出てくる方と同一人物と思われます。
親族と言っても血のつながりはなく、都井睦雄のイトコにあたる男性に嫁いだ女性で、事件当時は小学生で都井家に嫁いでくる前だったものの、親族から睦雄の評価等をいろいろ聞いていたようです。本ブログの筆者は祖父母が岡山の山奥出身なので多少の美作弁は理解できるのですが、それでもこのおばあさんの話は概要しか聞き取れませんでした。ただ、 「貝尾」が「けぁーお」になるあたりはいかにも美作弁な感じです。(余談ですが、この事件を題材にした『夜啼きの森』(岩井志麻子)という作品があります。文中に出てくる岡山弁の中に、作者が南の方(和気町)出身のせいか明らかに美作弁ではないものが混ざっていて、美作弁ネイティブでない私でも違和感を感じるほどでした)
そのおばあさんによると、「うちのおじいさん(夫)は荒坂峠で自殺したむっちゃんの亡骸を5、6人で出かけて、ここ(倉見)まで運んできたんですよ」とのこと(「不思議ナックルズ」Vol.9より)。「むっちゃんは頭が良くて良くできた子でしたよ」という話が親族には伝わっているようです。身内びいきということもあるんでしょうか。