‘A先生’ タグのついている投稿

狭山事件: 入門編の身代金受渡しに関する補足

2008 年 6 月 3 日 火曜日

サンケイ新聞昭和38年5月4日付朝刊サンケイ新聞昭和38年5月4日付朝刊

例によって補足です。

今回引用した記事に、失敗の経緯がかなり詳しく書いてあります。

  • 2日午前0時(1日深夜)にも20人規模の刑官がさのヤに張り込んだ
  • 3日午前0時(2日深夜)の犯人取り逃がしの際、次姉が犯人と押し問答になったときに、次姉のそばにいた刑事が懐中電灯を振り回して「犯人発見」の合図をした
  • その合図を見て、向かいにいた刑事が「犯人逮捕」の合図である呼び子を鳴らした
  • 呼び子を聞いた刑事たちは呼び子の方に殺到し、その間に犯人はゆうゆうと逃げた

ただし、これが定説というわけではなく、次姉やPTA会長の裁判での証言に「呼び子が鳴った」という話が出てこないところから、「呼び子は鳴ら(さ)なかった」という説も有力です。

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狭山事件: A先生について

2008 年 4 月 27 日 日曜日

被害者の中学時代の担任で、5月1日当日にガード下で被害者を見かけたというA先生について。昨年(2007年)11月に狭山市の表彰を受けていらっしゃるので、ご存命のようです。ということを知った先日、意を決して104で電話番号を調べてご自宅にお電話してみました。電話で、あるいはあわよくば直接お会いしてお話が伺えないかと思ったのですが、奥様が出られて、「もう50年近く前の話ですし(ママ)、本人もほとんど忘れています。その事件のことについてはすべてお断りしておりますので」とのことでした。

2ちゃんで「A先生が狭山事件について調べておられて、自費出版で本を出す準備もしているらしい」という書き込みを見たのでちょっと期待していたのですが、奥様の口ぶりだとそういうこともないような感じでした。

情報量のないエントリで恐縮ですが、一応ご参考までに。

狭山事件: OTくんの目撃証言 その2

2008 年 3 月 9 日 日曜日

毎日新聞 昭和38年5月6日付夕刊毎日新聞 昭和38年5月6日付夕刊

OTくんの証言に関する当初の報道です。OTくん自身の証言は下記の通りです。

  1. S自転車店近くで被害者がうつむきかげんに自転車に乗っているのを見た
  2. そのとき、OTくんは午後1時から西中学で開かれている「学徒総合体育大会」の応援に行く途中だった。(斜体部は原文ママ)

まず、OTくんが目撃した被害者は自転車に乗っていたということは特筆に値するでしょう。同じように3時前後に被害者を目撃したと証言しているA先生は自転車に気がつかなかったと言っていますので、その点で矛盾していることになります。

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狭山事件: 被害者の足取りと野球の試合

2008 年 2 月 16 日 土曜日

東京新聞 昭和38年6月1日付朝刊東京新聞 昭和38年6月1日付朝刊

事件当日(昭和38年5月1日)の被害者の足取りについてはいくつかの証言があります。詳しくは狭山事件を推理するのサイトの方にわかりやすくまとめられていますので、そちらをご参照下さい。ここでは、これまであまり採り上げられてこなかった証言をご紹介します。

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狭山事件: 「プロファイリングで解く重大事件」 その4

2008 年 2 月 10 日 日曜日

『狭山事件 無罪の新事実』『狭山事件 無罪の新事実』

前回のエントリへのコメントで、「狭山事件を推理する」サイト管理人さんより、さのヤに犯人が来たときにA先生もPTA会長と一緒に次姉に付き添っていたという話の出典をご教示いただきました。ありがとうございます。 確かに、上で引用したように、『狭山事件 無罪の新事実』の244ページに

)の中学の英語担任の()教諭の参加も大目に見たのもそういうわけである。

という記述がありました。

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狭山事件: 「プロファイリングで解く重大事件」 その3

2008 年 2 月 5 日 火曜日

前回のエントリで論じたとおり、野間宏『狭山裁判』にある先生自身の証言を信用するなら実話ナックルズの説は荒唐無稽で済ませられるのですが、いろいろな証言を総合するとそうもいかないのではないか(可能性として考察する価値は十分にあるのではないか)という気がしてきてしまいます。

最も大きな問題として、A先生が試合のために引率していたと証言している堀兼中学野球部は、事件当日の5月1日には試合がなかったのではないか、という点があります。

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狭山事件: 「プロファイリングで解く重大事件」 その2

2008 年 2 月 4 日 月曜日

まず、事実誤認と思われる点を確認したいと思います。

前後関係から見ておそらく、ここで言及されている「先生」というのは、被害者の中学三年生時代の担任で、事件当日に第二ガード下で被害者を見かけたと証言しているA先生でしょう。被害者の過去の担任でマスコミや事件関係の書籍で採り上げられている「先生」は、この人を除くと高校の先生くらいしかおらず、高校の先生は女性であるために「実話ナックルズ」の記事の文脈から考えて該当しないからです。以下、野間宏『狭山裁判』に叙述されているA先生の証言を中心に検証します。

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