Monthly Archives: 1月 2008

狭山事件: 「プロファイリングで解く重大事件」

「実話ナックルズ」2008年3月号で、狭山事件と帝銀事件の真犯人を苫米地英人氏がプロファイリングで解くという記事が掲載されました。この中で、特に、狭山事件に関して「苫米地氏は、いままで誰も提起しなかった驚愕の真犯人像を切り出した」というキャッチコピーがあります。

以下、ネタバレがありますのでまだ記事を見ていない方は見ないことをお勧めします。

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袴田事件: FREE HAKAMADA NOWイベント

また間が空いてしまってすいません。今回は、これまで採り上げていなかった「袴田事件」関連のイベントについて。

「袴田事件」の被告の袴田さんを支援するイベントが2008年1月24日(木)に予定されています。場所は後楽園ホールです。

狭山事件と同様に、常識で考えればありえない冤罪で死刑を宣告されている袴田さんの支援イベントということで、こういった事件に関心がある方には是非このイベントを知っていただきたいと思います。

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津山事件: 下山事件: 新風舎と草思社が民事再生法適用を申請

新風舎が民事再生法適用申請

草思社が民事再生法適用申請

『謀殺 下山事件』の文庫本を出していた新風舎が2008年1月7日付で民事再生法適用を申請したのに続いて、1月9日付で『津山三十人殺し』の単行本版の版元である草思社が民事再生法適用を申請したとのことです。相次ぐ民事再生法適用申請で、この手の良質なノンフィクション書籍を出していた出版社が相次いで事実上倒産するあたりに時代の流れを感じます。

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下山事件: 「秋谷鑑定」 その9

『謀殺 下山事件』『謀殺 下山事件』

さて、今回で下山事件関係はいったん一段落としたいと思います。今回の画像は『謀殺 下山事件』からの引用になります。

「文春秋谷鑑定」において「塩基性でしかもベースではない」という摩訶不思議な記述がありました。この記述の元になったと思われるのが今回引用した部分です。

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下山事件: 「秋谷鑑定」 その8

『下山事件全研究』『下山事件全研究』

あけましておめでとうございます。

正月休み中に『下山事件全研究』を読み直していたら、その5で保留した秋谷教授ご自身の「文春秋谷鑑定」に関するコメントが見つかりました。灯台もと暗しですね。

まず、秋谷教授の法医学教室で助教授を務め、下山事件関係でも実際の鑑定作業の多くを担当した塚元久雄氏(のちに九州大学薬学部教授)のコメントとして、「これはちがうな。あとのほうになるとまるで推理小説だね。僕は鑑定書とはおもわんね。」「僕が書いてこなかったことや、知らないことがだいぶある」という発言が出ています。また、塚元氏は「これは誰かの手が入っているな。Yじゃないのかね。『失血死』につながるなんてのは、彼がいっていたことと同じですよ。事件当時はショック死だったはずじゃない?」と、外部の「Y」氏がこの「文春秋谷鑑定」を書いたのではないかという推理も披露しています。

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