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狭山事件: 「未解決事件 犯人を捜せ」

既にこちらの記事のコメント欄で言及していただいていますが、伊吹隼人さんが寄稿した「週刊実話 増刊 未解決事件 犯人を捜せ」が本日(12月11日)に発刊されました。コンビニやAmazon等でも購入可能です。今回の記事はかなり踏み込んだ内容となっており、これまで出版されたさまざまな推理に対する反論のみならず、伊吹さん独自の犯人像も提示していらっしゃいます。ご興味がある方は是非ともご一読をお奨めします。


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津山事件: 都井睦雄の墓 その5

Twitterで「都井睦雄の墓が荒れ果ててしまっている」という情報をいただいたので、現地に再訪しました。

結果から言うと、情報のとおり睦雄の墓がかなり荒れてきてしまっており、このままだとここ数年で竹藪の中に埋もれてしまいそうな感じです。

都井家の墓所です。
都井家墓所都井家墓所

階段というか墓所に上がっていく坂道の右側が都井家本家のお墓、左側が個別のお墓の墓所で、睦雄の墓(倉見川から拾ってきた丸石)は左側にあります。現在の状況としては、おそらく、この墓所の手入れをされている方の高齢化もあり、右側の本家の墓所の手入れに注力することになって、左側の個別のお墓については「そこまで手が回らない」という状況なのでしょう。
左側にあったお墓(墓石)の一部は右側に移設されており、そのことからも、「手が回らないので右側の本家の墓に注力」という、のっぴきならない状況が感じられました。

左側の墓所左側の墓所
左側の、睦雄や両親、おばやんのお墓のある墓所はこんな感じで、後ろの笹藪が侵食してきており、既にお墓自体が笹藪に埋もれていて、あと数年もすれば完全に笹藪に埋もれてしまいそうな感じでした。

睦雄の墓石睦雄の墓石
睦雄の墓石も笹藪に埋もれかけています。

実は、今回、事前に情報を得ていたこともあり、カマや軍手などの草刈りグッズを用意して、多少なりとも睦雄やご両親のお墓の手入れをしようと思っていたのですが、とてもカマで刈れるような太さの笹ではなく、断念しました。残念です。


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その他: 冬コミC93

コミケC93に参加します。概要は以下のとおりです。

  • 日時: 12月31日(日)10:00~16:00
  • 場所: 東京ビッグサイト
  • ブース場所: 東テ01a
  • 新刊情報: 随時更新します

今回、ホール入口近くのお誕生日席(入口と面した席)が当たったので、ちょっと気合いを入れて参加したいと思います。
お時間がある方は是非お立ち寄りください。


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狭山事件: 本日の現地調査は中止です。

伊吹隼人さんより、本日の現地調査は天候不良のため、残念ながら中止との連絡がありました。
また次の機会によろしくお願いします。


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狭山事件: 現地調査 2017年11月

伊吹隼人さんより、現地調査会を開催する旨の連絡がありました。参加を希望される方がいらっしゃればご連絡ください。

  • 開催日:2017年11月18日(土)
  • 集合場所:西武新宿線・狭山市駅改札口前
  • 解散場所:西武新宿線・狭山市駅東口
  • 集合時間:12時30分(昼食は事前にお済ませください・日が短い時期ということもあり、前回より早めの集合時間となっています。ご注意ください)
  • 歩行距離:約4.5km 所要時間:約4時間
  • 参加費:100円前後(資料代等実費+交通費(レンタカー・タクシー代等)割り勘実費)
  • 雨天の場合(午後雨天の予報含む):中止(※微妙な場合は当日朝10時までに本ブログにて告知致しますのでご確認ください)
  • コース:佐野屋跡、薬研坂等
  • 歩きやすい服装ならびに靴でご参加ください
  • 終了後には狭山市駅前飲食店にて「意見交換会」を行います(希望者のみ)
  • 政治的、思想的な背景の全く無い調査会ですので、どなたでもお気軽にご参加ください。主として「純粋に事件の内容のみを知りたい、真実が知りたい」、という方々のご参加をお持ち致しております
  • 資料の準備等の都合上、参加をご希望の方は前日までにblog@flowmanagement.jp(間の@を半角に変換してください)宛にメールでご連絡ください。ご本名、住所等はご記入いただかなくて結構です。当日の天候等の関係で実施が危うい場合にはいただいたメールアドレスにご連絡しますので、blog@flowmanagement.jpからメールを受信できるよう(スパムではじかれないよう)設定して下さい。

  • 本ブログでとりあげている事件に関する同人誌等の通信販売を行っています。詳細はこちらをご参照ください。


狭山事件: 伊吹隼人氏講演会

掲題の講演会につきまして、いよいよ明日に迫りました。
ご応募いただいた方々は、是非とも講演と質疑応答を通じて狭山事件の奥深さを感じていただければと思います。
開催詳細は前の記事をご参照ください。↓

狭山事件: 伊吹隼人氏講演会

狭山事件: 伊吹隼人氏講演会

伊吹隼人さんより、講演会を開催される旨の連絡がありました。

質疑応答の時間を取ってご質問にお答えしたいとのことですので、ご興味がある方、事件について質問がある方は是非ともご参加ください。

  • タイトル:「狭山事件とその真相」
    狭山の現場周辺で45年間に亘り調査を続け、1,100人を超える関係者・現地住民にインタビューを行ってきたノンフィクション作家・伊吹隼人(『検証・狭山事件』『狭山事件―46年目の現場と証言』等著者)が、事件の概要やその謎・現場の変遷・関係者の現況等について語ります!(当日はスライド上映を行うほか、質疑応答の時間も設けます)
    この事件の真相や当時の社会状況等について興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非共ご参加ください!!
  • 開催日時:2017年7月16日(日)14:00~16:00
  • 場所:板橋区立文化会館 第二会議室
    (東武東上線大山駅から徒歩2分)
  • 参加費:500円前後(資料代等実費)
  • 先着にての受付となります。受付は前日までとさせていただきます。
  • 政治的、思想的な背景の全く無い講演会ですので、どなたでもお気軽にご参加ください。主として「純粋に事件の内容のみを知りたい、真実が知りたい」、という方々のご参加をお持ち致しております
  • 資料の準備等の都合上、参加をご希望の方は前日までにblog@flowmanagement.jp(間の@を半角に変換してください)宛にメールでご連絡ください。ご本名、住所等はご記入いただかなくて結構です。当日の天候等の関係で実施が危うい場合にはいただいたメールアドレスにご連絡しますので、blog@flowmanagement.jpからメールを受信できるよう(スパムではじかれないよう)設定して下さい。

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狭山事件: 現地調査 2017年5月

伊吹隼人さんより、現地調査会を開催する旨の連絡がありました。参加を希望される方がいらっしゃればご連絡ください。

  • 開催日:2017年5月7日(日)
  • 集合場所:西武新宿線・狭山市駅改札口前
  • 解散場所:西武新宿線・狭山市駅東口
  • 集合時間:13時(昼食は事前にお済ませください)
  • 歩行距離:約4.5km 所要時間:約4時間
  • 参加費:1,000円前後(資料代等実費+交通費(レンタカー・タクシー代等)割り勘実費)
  • 雨天の場合(午後雨天の予報含む):中止(※微妙な場合は当日朝10時までに本ブログにて告知致しますのでご確認ください)
  • コース:佐野屋跡、薬研坂等
  • 歩きやすい服装ならびに靴でご参加ください
  • 終了後には狭山市駅前飲食店にて「意見交換会」を行います(希望者のみ)
  • 政治的、思想的な背景の全く無い調査会ですので、どなたでもお気軽にご参加ください。主として「純粋に事件の内容のみを知りたい、真実が知りたい」、という方々のご参加をお持ち致しております
  • 資料の準備等の都合上、参加をご希望の方は前日までにblog@flowmanagement.jp(間の@を半角に変換してください)宛にメールでご連絡ください。ご本名、住所等はご記入いただかなくて結構です。当日の天候等の関係で実施が危うい場合にはいただいたメールアドレスにご連絡しますので、blog@flowmanagement.jpからメールを受信できるよう(スパムではじかれないよう)設定して下さい。

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津山事件: 2017年2月7日付の中日新聞記事

中日新聞に津山事件関係の記事が掲載されました。

日本の犯罪史上最大の大量殺人とされる一九三八(昭和十三)年に岡山県で起きた「津山事件」の資料が、磐田市内で見つかった。

磐田市内に住む岡山県警の警察官の遺族が、自宅で保管していた。

記事中に引用されている文章を見る限り、これはどうも「津山事件報告書」に掲載されている鹽田末平検事の論文をまとめたもののようです。
記事中、以下のような文章があります。

犯行原因として、「特殊な家庭事情」から「孤独感を募らせて全く社会を隔絶し」、「生来の病弱が肺患にまで進行してその宿命的な劣等感と厭世(えんせい)観を深刻化」させた点を指摘。「致命的な弱さは性的放埒(ほうらつ)となって現れ、益々(ますます)隣人達に嫌悪排斥」され、「極度の自暴自棄に堕し、人生のありとあらゆるものを呪う気持ち」に達したと分析している。

この辺の文は、鹽田論文に一致する部分があります。

津山事件報告書 p.397

おそらく、「津山事件報告書」から一部を抜粋して、警察内部の研修資料としたものではないでしょうか。新資料でないのは残念ですが、警察内部でそのような形で事件を語り継いでいたというのはなかなか興味深いところです。

中日新聞の記事には同時に、印刷ではない焼き増ししたと思われる都井睦雄の写真も掲載されています。これはかなり貴重なものなので、是非とも一度見てみたいものです。写真は全部で26枚あるとのことで、現場写真でしょうか。


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