狭山事件入門: 能書き

*注: 現在、「狭山事件入門」関連のコンテンツを順次狭山事件関連資料Websiteに移行しつつあります。こちらのブログに残っている記事は内容が古くなっている場合もありますので、ご了承ください。

次回からしばらく、「狭山事件入門」と称するエントリを連載したいと思います。

このブログはというブログソフトで構築していて、そこに携帯向け表示ができる「Mobile Eye+」というプラグインを入れています。そのため、携帯サイト検索にも結構引っかかっているようで、PCよりも携帯からのアクセスの方が多かったりします。

ところが、携帯からアクセスしてくる方々のほとんどは、「 写真」で検索して飛んできて都井睦雄の写真だけ見てお帰りになっているようです。せっかくのお客様なので、是非とも狭山事件とかとか、私が興味を持っている他の事件も知ってもらいたいと常々考えており、とりあえず狭山事件の方から手をつけてみようか、というのが動機です。

前回の調査の際にも、「より多くの人に事件を知ってもらうよう、みんなでできることからやっていこう」というお話があり、その後のトマパの際にも「狭山事件推理系のポータルサイトを」というお話がありました。そういうところにも使っていけるような、一般の人(現在の現地調査参加者の方々が一般人でないという意味ではありません(笑))にもわかりやすく、興味を持ってもらえるような狭山事件紹介を書いてみようという趣旨も含んでいます。

そういうことですので、いろいろな「事実」や情報の採り上げ方や表現に、いわゆる従来の正統的な採り上げ方とはズレが出てくる可能性が高いと思われます。例えば、石川一雄さんが犯人である可能性は本当にないのかという点を、えん罪であるという前提を外して再検討してみる、なども予定しています。個人的にはそういう前提で考えても石川さんが事件に関係している可能性はまずないと思っていますが、最近ネット等で「自白してるし物証も出てるし、本当はやってるんでしょ」みたいな記述があるようなので、もう一度フラットな立場から考えてみようという趣旨です。関係各位のご理解と寛恕をお願いする次第です。

狭山事件に関する本はこちら

2 thoughts on “狭山事件入門: 能書き”

  1. 早速の試み有難うございますそして脱帽致します。

    ポータルサイトですが、昨年あたりから、先日も参加されていた某さんより、私の本体サイトとはまた別に、現地調査や石川さん支援のための入口を、「我々一般人」で作ってみたらどうか、という話がありまして、それで先日の調査後の懇談でもそのような話題となりました。

    私個人だけで制作するよりも、発起人数人でやったほうが良いかなと考えております。また詳しくは私信致しますが、何か良い提案などございましたら御教示下さい。

  2. 狭山事件て、龍馬暗殺やケネディ暗殺と同じくらい興味をひかれる事件だと思うんだけど、龍馬中岡に関しても、土佐藩の上意打ち、粛清という説はあまり主流でないし、意図的に避けてる気もする。土佐藩内部の内ゲバだったりすると高知県民は困ったことになるでしょうからね。結局、興味をひかれるというのは、主流の説に違和感を覚えるからなんだと思う。狭山事件というのも、反差別政治闘争のようになったために、いっぱんのひとが、遠ざかってった事件で、時勢が犯人にプラスに働いた面があると思う。篠田公安委員長の発言も、はやく犯人を捕まえろという圧力になり、それが捜査を拙速で杜撰なものにし、おそらくちがう人を逮捕することになり、犯人を覆い隠すことになってしまったんだと思う。事件後の展開まで、犯人が読んでいたとは思えないが、僥倖に助けられた面が、かなりあるように思える。警察がじっくり腰を据えて、擬装工作に眩惑されることなく、少女殺しの捜査の基本である交友関係を、徹底的に洗っていけば、本当の犯人は捕まったはずなんじゃないか。47年かかって営利誘拐でないことはわかってきた。でも農村共同体の特殊性や,N家の闇だとかに基づく怨恨説が強いわけでしょう。N家の当主であるE作区長への怨みを晴らすために、少女が人身御供にされたのか、少女自身が怨まれ殺されたのかで、イメージも、ストーリィもちがってくるんだが、どうも前者が主流のようだ。ただN家への怨恨の正体が何なのかがいまひとつ見えないんですよね。E作さんが85まで生きたというのは、殺されるほど憎まれてはいなかったということをしめしており、やはり犯人のターゲットはE作さんではなく、まだ15だったY枝さんだった。Y枝さんを亡き者にすることが犯人の目的だったと考えざるをえないような気がするんだな。

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