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2010年09月09日(Thu) 16:56 JST
   

「となりのトトロ」と狭山事件について

どうやら、「『となりのトトロ』は狭山事件を下敷きにした、亡くなった被害者姉妹に対するオマージュを込めたお話である」という都市伝説があるようです。「狭山事件 となりのトトロ」でググって当サイトを訪問されている方が結構いるので調べてみたら、そういう都市伝説があるらしいということを知りました。

まず最初に言っておくと当然ですが狭山事件とトトロの間には一切共通点はなく、都市伝説として流れているものはすべて曲解か明らかな誤りです。一応念のため下記に事実関係をまとめておきます。



都市伝説 事実 コメント
となりのトトロは昭和60年代に実際に起きた「狭山事件」をモチーフにしている。 狭山事件が起きたのは1963年(昭和38年)です。 60年代(1960年代)というのが昭和60年代と混同されたものと思われます。
所沢で幼い女の子が森の中で惨殺されたって事件があった。 狭山事件が起きたのは狭山市です。また、被害者は16歳であり、少なくとも普通の日本語で言う「幼い女の子」ではありません。 どっからこういう曲解が出てきたのかすら不明。
事件の被害者の妹は遺体を16分割される酷い殺され方をした。 被害者は奇妙な埋め方はされていますが、遺体を分割するような大幅な損傷はなく、「遺体を16分割」という殺され方はしていません。 被害者の当時の年齢が16歳というのと混同されているのでしょうか?
姉は妹を必死に探して歩き回っていた。 被害者の次姉はさのヤに身代金を持っていったり、様々なマスコミのインタビューでも妹の身を案じているような話はしていますが、「となりのトトロ」のような直接的に妹を捜して歩き回るような行動は伝えられていません。 下記参照。
姉は事件後の警察の取り調べで「猫のお化け」「大きな狸に会った」などの意味不明な証言ばかりしていた。 次姉は刑札に対する証言やその後の裁判での証言でもきちんとした受け答えをしています。もちろん、猫や狸に関する発言は(伝えられている限り)していません。ただし、石川さんの死刑判決以降ノイローゼになり、自殺してしまったことは事実です。 ノイローゼや自殺というところから、都市伝説として恐怖を煽るために、また、『となりのトトロ』と共通点を出すためにこういう話を作ったのではないかと思われます。
「となりのトトロ」の主人公の姉妹の名前はサツキとメイ。両方とも「5月」を表す単語であり、5月1日に起きた狭山事件に対するオマージュである。 ジブリから正式にこの辺の話を否定するコメントが出ています。 ジブリのコメントが発表されたのが奇しくも5月1日(狭山事件が起こった当日)なので、そこをまた狭山事件と関連づけて語る議論もあるようです。

他にも、トトロは死神だとか、ネコバスは冥界へ魂を運ぶバスだとか、ラストシーンでメイとサツキが母親の病室の窓にトウモロコシだけ置いて帰ったのは、もう死んでいて母親に会えないということだとか、都市伝説の方はいろいろあるようですが狭山事件と関係ないので割愛。

おそらく、元ネタになったのは2ちゃんのこのスレではないかと思われます。その後噂として流される内容がほとんど網羅されていますし、この都市伝説が一般に広まったのもこのスレの前後あたりからのようです。ある意味、現代において都市伝説が形成されるプロセスがよくわかる、面白い現象ではあります。


以下、この問題に関して、ブログの方のコメントのやりとりからいくつか追記しておきます。

>>姉は妹を必死に探して歩き回っていた。

これは事実ではないでしょうか。他サイトにて証言が記載されています。

(事件後に姉が行方不明になった妹を必死に探している姿が目撃されております。との証言)

>>姉は事件後の警察の取り調べで「猫のお化け」「大きな狸に会った」などの意味不明な証言ばかりしていた。

これも事実では。同じく証言されています。

(妹の酷い殺され方をした遺体が見つかった時、姉は錯乱状態に陥り「猫のお化けを見た」「大きな狸に会った」などの謎の言葉を発したと伝えられています。との証言)

「事件後に姉が行方不明になった妹を必死に探している姿が目撃されております。との証言」は存在していません。

「妹の酷い殺され方をした遺体が見つかった時、姉は錯乱状態に陥り『猫のお化けを見た』『大きな狸に会った』などの謎の言葉を発したと伝えられています。との証言」も存在していません。

ネット上でこれらの証言を書き込んでいる人たちはみな都市伝説の一環として書いているだけで、出典を示していません。狭山事件は昭和38年に起きた事件で、次姉は昭和39年に自殺していますから、このような証言が本当にあって、それが現代まで残されたのであれば、ネットではなく書籍や新聞に残っているはずです。これらの証言が掲載された2006年以前のネットではない出典(笑)があればご教示ください。

それに対して、事件発覚後、遺体発見までの間に姉が妹を「捜し回って」などいない状況証拠もいくつかあります。

  • PTA会長の裁判での証言で、5月2日昼から、次姉と父親が「もうぼっとすると殺されてしまっているかもしれないといって二人で泣いてばっかし」いたのを説得して、自分も付き添うことを条件に次姉に身代金受渡のために5月2日夜にさのヤへ行くことを了承させた、という話があります。(第一審 第二回公判)
  • 5月3日に自宅で撮影された写真には次姉が写っています。沈痛な面持ちではありますが、精神錯乱しているようには見えません。
なお、事件発覚は5月1日夜、遺体発見は5月4日午前中ですから、「姉が妹を捜し回っていた」とすると2日か3日しかありません。


例えば姉小6、妹4才足すと16才になってしまいます。「偶然です」「本当だ!!」って考えると人はメディアショックをうけます、仮に真実を知っても人は、その真実を受け入れません(ry

有名な話ですが、「トトロ」の姉(サツキ)の設定は元々小4でした。作中の行動がしっかりしすぎているという理由で途中から小6に設定が変更されています。そのため、資料によっては小4という設定のままになっているものもあります。また、世の中の小学6年生の半分くらいは11歳なわけで、それだと4歳を足しても15歳です。

そもそも、年齢を足し算することに何の意味があるんでしょうか(笑)。

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「となりのトトロ」と狭山事件について
投稿者: ゲストユーザ on 2010年02月11日(Thu) 03:11 JST
16分割とかバカな言い様は間違いなく月姫とかいうクズアニメの受け売りなのは分かっていたので、間に受けてはいませんが、このトトロという話において、子供の見る映画として、入れるひつようのない描写(池に浮いたサンダル、病気の母親)があるのはどうしてなのでしょう……?
私には何かしら死をイメージさせているとしか思えません。
故に、この都市伝説はあながち間違っていないようにかんじるんですよね……