OGについて

OGは、死体発見直後の5月6日朝に自殺した30歳（資料によっては31歳）の男性で、 以前被害者宅で作男をしていて被害者と面識があったこともあり、事件への関与が疑われています。

自殺を報じる記事
（東京新聞昭和38年5月6日付夕刊）

東京新聞は、OGの自殺直後からOGを犯人扱いする記事を掲載しています。
この記事の中にある「MSさん宅でも作男」の「MSさん」は佐野屋に次姉と一緒に行ったPTA会長と同じ名字です。２ちゃん 9スレ-538氏によると、これはPTA会長の兄ではないか、とのこと。以下引用。

>MSさんが増田さんなら、たぶんこの人は、あのPTA会長の兄だろう。
>OGが増田家でも作男をしていたとは初めて知った。
>これは実に貴重な情報。
>
>これが事実なら、佐野屋に来た男はOGではありえない。
>兄の家で作男をしていたOGのことを、PTA会長はよく知っているはず。
>犯人の声を聞いて、OGならば、それが分らないはずがない。
>
>ましてやPTA会長は陸軍中野学校出身の元憲兵。
>あの夜、佐野屋で「誰か知っている人物ではないかと」耳を研ぎ澄ま
>せていたことだろう。
>
>少なくとも、事件はOGの単独犯行ではないことにはなるわけだ。
自殺を報じる記事その2
（朝日新聞昭和38年5月6日付夕刊）

東京新聞とのトーンの違いの参考として朝日新聞を貼っておきます。
自殺した井戸
（毎日新聞昭和38年5月6日付夕刊）

なんか今にも貞子が出てきそうな。そんだけ。
東京新聞続報
（東京新聞昭和38年5月7日付朝刊）

この記事のタオル・手ぬぐいに関する記述を見る限りではOG犯人で決まりとも思えるのですが...（次項参照）
東京新聞続々報
（東京新聞昭和38年5月8日付朝刊）

結局、前日朝刊のタオルや手ぬぐいに関する記述とは全然違うことを書いていて、しかも訂正等は出ていません。「どっちが 正しいんだよｵｲ」と言いたくなります。
最終的には、「犯人に死なれてはたまらない。必ず生きたまま捕らえる」という篠田国家公安委員長の檄もあり、刑札はOG以外の 生きている犯人を探すことになります。

OG同性愛説について
２ちゃん9スレで出た議論に、OG同性愛説があります。
1-531氏の9スレ530での下記のような指摘が発端です。（余談ですが、今、「発端です」を変換したら「掘ったんです」と 出ましたｗ。そこまで文脈読まなくていいよ＞ATOK）

>OGさんはだいぶ分が悪くなってきましたね。
>私もOGのﾊﾟｰｿﾅﾘﾃｨｰには大変興味があります。
>たとえば、OGの病気とは「性同一障害」ではなかったのか・・・？
>当時はむろんそんな病気が理解されるはずもなく、
>世間体を気にして何度か結婚を試みたのではないか。

この指摘は（個人的には）非常に的を射たものに感じます。
まず、下記のような事実が、「OGが同性愛者（いわゆる両刀遣いでない、純粋な同性愛者）である」という仮定を置くことで説明可能になります。

また、この仮定が真であるとすると、下記の（かなり重要な）推論が成立します。 9スレでのこの関連の話は性同一性障害の定義などかなり長い話になっているので、興味がある方は 9スレ：「欺罔の葬送、狭山事件９ｔｈ」を参照して ください。

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