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2010-01

楓る

フィールドゴールを失敗すること。

2009シーズンのディビジョナルプレーオフNYJ@SDの試合(2010年1月17日)で、楓タンが3本のFGトライアルを3本とも外してしまった。しかもそのうち2本は36ヤードと40ヤードという、普通ならNFLキッカーにとって楽勝の距離だった。そこから、FGを外すことを「楓る」「楓病」というのがちょっと流行した。

これで、レギュラーシーズンのキャリア通算FG成功率が.872(150/172)、ポストシーズンが.533(8/15)ということで、すっかり「ここ一番に弱い楓タン」というイメージが定着してしまった。

試合も3点差での負けで、36と40の2本を入れていればSD勝利になっていたはず=キッカーが敗因と言われてもしょうがない試合だった。40ヤードを外した後のうつろな表情は、キッカー受難だったNFLの2009シーズンプレーオフのハイライトとも言えよう。

kaeding.jpg3本外した直後の楓タン

 

夜なのに暁

岡野暁アナウンサーのこと。今これを書くために改めて調べたら名前の読みが本当に「あかつき」だったので驚いた。ずっと「さとる」か「あきら」だと思ってた。

夜なのに昼間参照。

ドラゴンフライ その2

ドラゴンフライの記事に関してコメント欄でご批判をいただきました。この辺は記憶ベースで話をしても水掛け論になるだけだと思いますので、記録を確認した上で下記改めてまとめました。最近多忙なことも重なって反応が遅くなった点につきまして、お詫び申し上げます。


mainichi-s531211.jpg毎日新聞昭和53年12月11日

mainichi-s631212.jpg毎日新聞昭和63年12月12日

上記の新聞記事から、下記のことがわかります。

  • 鈴木・金井の時(昭和53年の甲子園ボウル)のツインQBはQB2人がタテに並ぶ形であり、その名称も「ショットガン7」と呼ばれていて「ドラゴンフライ」ではない。しかも、そのフォーメーションを使ったのは、前半で35-7と試合が決まった後、後半になってからだった。
  • 昭和53年のスターティングオフェンスメンバーを見ても、QBとしては金井だけが書かれていて、鈴木は出ていない。
  • 昭和63年の甲子園ボウル(山田宇田川山口)の時に「ゴールデンドラゴンフライ」の名称が使われた。文中にある

    この5年間、日大が甲子園ボウルで勝てなかった一つの原因は、ショットガンパスを支えるいいQBと俊足レシーバーがそろっていなかったため。今年もその例にたがわず、秋のリーグ戦は毎試合フォーメーションを変えてしのぎ、この日の新戦法も関東大学選手権決勝(11月20日)で慶大を破った2日後から取り組み始め、時には1日7時間もの猛練習。大会前日には、何事にもオープンな日大としては異例の非公開練習で最後の仕上げをしての本番だった。ネーミングのうまい篠竹監督が命名したのが「ゴールデンドラゴンフライ(金のトンボ)」。山田ら3人が並んだ形がトンボに似ていて、効果が金のように素晴らしいという意味をこめたものだが、篠竹監督は「これでなければ勝てなかっただろう」と力説。

    という文章からも、「ドラゴンフライ」あるいは「ゴールデンドラゴンフライ」の名称が使われたのはこのときが初めてだったと考えられる。

  • 記事中では「ゴールデンドラゴンフライ」としか言及されておらず、「ドラゴンフライ」の名称は出てこない。したがって、「ドラゴンフライ」と「ゴールデンドラゴンフライ」の区分は判然としない。
  • 上記の篠竹監督のコメントからも、また、実際の試合経過で「ランナーがただひたすら走るランニングプレー」「(QB宇田川のコメントとして)何もすることがないんですから」と書かれていることからも、日大フェニックスの「ゴールデンドラゴンフライ」はランプレー中心というよりほぼランプレーオンリーのフォーメーションであって、アイシールド21にあるような「走って投げられるQB2人を中心に、どちらのQBも投げたり走ったりする」フォーメーションではない。
  • 「ゴールデンドラゴンフライ」「ドラゴンフライ」の名称のゆえんは、3人の(タテに長く伸びた)QB/RBの配置。

というわけで、私が上記エントリで書いた内容の中で、「ゴールデンドラゴンフライという名称は当時なかった」というのは間違いであったことについて訂正とお詫びを申し上げます。しかし、それ以外の、アイシールド21の「ドラゴンフライ」が日大フェニックスが実際に使った「ドラゴンフライ」とは似ても似つかないものであるという前出エントリの内容については、上記の新聞記事でほぼ裏付けられたものと思います。

追記しておけば、

最初に出てきたときは確かに胴が長かったかもしれませんが、
アイシールドに出てくる前から現在の定義として
「QBを2人並べて併用するショットガン」
が市民権を得ていると思います。
実際にそういう活用事例があったわけですし。
よって、自分はアイシールドの表現よりも管理人さんの違和感のほうが妥当性を欠く(=テンプレに乗るまとめサイトのエントリとしてはふさわしくない)と思います。

というコメントをいただいていますが、アイシールドに出てくる前に「QBを2人並べて併用するショットガン」を「ドラゴンフライ」と呼んだ「活用実例」を寡聞にして存じ上げません。もしそのような「活用事例」が「実際に」あったのであれば、当方が今回新聞記事で示したような根拠を示していただけないでしょうか。


というわけで、現時点では「稲垣さんと村田さん」に謝る理由が見あたらないので、土下座して謝罪する予定はありません。あしからずご了承下さい。

(2010年1月26日追記)
コメントの方でご指摘をいただいた、「アイシールド21のドラゴンフライも最初からQBQBRBで3人いる」という点につきまして、事実であれば訂正して謝罪します。引用やWikipediaの説明にある「QB2人を並べる」「3人いたらゴールデンドラゴンフライ」という叙述だけで判断していました。

(2010年1月26日追記 その2)
今読み返すと、私が書いた前回の記事のフォーメーションも間違っていますね。併せてお詫びして訂正いたします。
実際に現実世界で日大フェニックスが使用した「ゴールデンドラゴンフライ」を改めてまとめると、下記のようなフォーメーションになります。

WR   T G C G T TE
                 WR
  (山田)QB RB(山口)

        QB(宇田川)

山田か山口に直接スナップを出してそこから走るのが基本になります。山田はQB登録ですが実際にはほとんどパスを投げず、ランに専念しています。16プレー連続で山田山口のランでプレーを組み立てたという話から考えても、「QB 2人が並んでどちらも投げてどちらも走る」という説明は少なくともあたりません。そもそも、普通の日本語の感覚では上記の配置を「QBを2人並べる」とは呼ばないのではないでしょうか?「高い能力のQBを2人揃えて…」云々も、上記の篠竹監督自身のコメントを見て頂ければ事実とは言い難いでしょう。

なお、日大のフォーメーションが上記の配置であったことは、記事中にある

パスを得意とするQB宇田川をさらに2、3ヤードも下げ、中間に俊足QB山田と一年生ながらレギュラー起用されたRB山口の2人を配した布陣。

という記述からも明らかです。

三凡

英語でいうところの3&out。

攻撃権を得てから1度もファーストダウン更新ができず、3回攻撃してあっさりパントになってしまうこと。
野球の三者凡退を連想させるところから。

主にGAORAで実況を担当している近藤祐司氏のこと。
あるいはタッチダウンのこと。

TDの時に、近藤氏が必ず「タッチダウーン」と叫ぶことから。
FGの時は「いっつぐー」

クラウドノイズ

スタジアムの観客が騒いで音を出すこと。アウェイチームがオフェンスの時に、妨害のためにやる。

アメフトの場合、ホームチームがオフェンス(攻撃)の時は観客は静かにしていて、ディフェンス(守備)の時に観客が騒ぐ。そうすることによって、相手QBのタイミングコール(レディー、セー、ハッ、ハッというやつ。この掛け声の何番目でオフェンスが動き出すかがあらかじめ決められている)が聞こえなくてオフェンスラインがフォルススタートをしてしまったり、逆に動き出しが遅れることを狙っている。さらに、オーディブル(QBが相手ディフェンスのポジショニングを見て、口頭でプレーを変更すること)も聞こえにくくなる。
ドーム球場で試合の山場になると、本当に隣の人の声も聞こえないくらいになるらしい。

日本の甲子園ボウルやライスボウルあたりだと、野球と同じように攻撃の時に声を出して応援してる人も多い。昔、確か京大の東海だったと思うが、QBが試合中に応援スタンドの前に走っていって「頼むから攻撃中は静かにしてくれ」と頼んでいたこともあった。

楓タン

SDのK、ネート・ケーディング(Nate Kaeding)のこと。単純に「Kaeding」なので楓タン。

通算FG成功率87.2%は、最低100回以上のFGトライアルがある選手の中でNFL史上最高らしい。しかし、2006年から2007年のシーズンにかけて、ポストシーズンで3試合連続してFG失敗しており、どうも「肝心なところで外す楓タン」というイメージがついてしまっている。ある意味でかわいそうな人。

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