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2008-12

ドラゴンフライ

  • 2008-12-03 (水)
  • 未分類

こちらのコメントで一度書いた内容ですが、思うところあって記事として独立させてみます。

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「ドラゴンフライ」というフォーメーションがある(あった)。篠竹監督時代の日大フェニックスが1~2年だけ使っていた。こんなんおっさんしか知らんだろう、と思ったら、アイシールド21でとりあげられていたらしく、ググってみると結構引っかかる。

ただ、どれもこれもアイシールド21の説明を鵜呑みにしていて、リアルタイムで見ていた者として多大な違和感を感じるので、私(管理人)の記憶にある「ドラゴンフライ」を記録として残しておくテスト。

まず、日大フェニックスの「ドラゴンフライ」は私の記憶ではこんなフォーメーションだった。

WR   T G C G T TE
                 WR
       QB FB

        TB

そもそも「ドラゴンフライ」(トンボ)の名前の由来は、上のようにTBがショットガンのQBのさらに後ろに陣取ることで、フォーメーション全体が胴が長く両方の羽を伸ばしたトンボのように見える、ということ。ところがアイシールド21では、下記のようなQBが二人並んだだけでTBを置かないフォーメーションを「ドラゴンフライ」と呼んでいる(らしい……実はアイシールド21は読んでないw)。

     T G C G T TE        WR
WR               WR
       QB QB

これじゃ胴が短すぎてトンボにならんじゃん、というツッコミを贈りたい。アイシールド21ではTBを置くフォーメーションは「ゴールデンドラゴンフライ」と呼んでいたようだが、少なくとも当時はそんな名前はなかったと思う。

また、日大フェニックスのドラゴンフライではあくまでもQBは1人(確か鈴木だったような)で、FB(名前失念。失礼)と2人が並んで、QBとFBのどちらかに直接スナップを出して走り回るか、あるいはQBがTBにハンドオフして走るというのが攻撃の基本形だった。それで相手ディフェンスを攪乱したところへ時々パス、あるいはFBがスナップを受けて走ると見せかけてQBへフリフリ→パスというのがパターンだった。アイシールド21にあるように、QB 2人が並んでいてどちらにもスナップしてどちらも走ってどちらもパスを投げるという感じではなかった覚えがある。

QBが入るけどその横のRBに直接スナップを投げることもあるという程度のフォーメーションなので、ワイルドキャットとはちょっと違う。ということで、前にワイルドキャットの項目で書いたことは撤回。

また、アイシールド21では「非常に有効なフォーメーションだが、能力の高い、走れるQBを二人揃えなくてはならないので実現が難しく、その後使われなくなった」みたいな解説がしてあるらしい(しつこいようだけど読んでないので、ググって出てきたいろんなサイトの解説による)。しかし、当時篠竹監督自身が「今年は投げられるQBがいないから仕方なくこのフォーメーションにした。来年以降は正統派のショットガンに戻す」という内容の発言をしていた記憶がある。

当時の日大はショットガンが金看板で、パスを投げられるQBがいないからといってその看板を下ろすわけにも行かず、ショットガンからラン中心の攻撃を組み立てるために苦肉の策でこのフォーメーションを採用した、というのが当時の感覚で、アイシールド21にあるような高度な戦略的判断(笑)のもとに能力が高いQBを2人揃えた上で採用した、ということではなかった。そもそも、そんなに有効なフォーメーションならアメリカでも採用するチームが出るでしょうが。アメリカでもカレッジレベルだとQBが自分で走る(オプション含め)のは普通だし。

所詮アイシールド21なので、マジツッコミするほど野暮なこともないとは思うが、あまりにも違和感バリバリだったので書いてみた。上記の内容はいずれも記憶ベースなので、もし内容が間違っていたら乞ご指摘。

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